SMN複合体中でのコアsnRNPの組み立て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 16:06 UTC 版)
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snRNA(U1、U2、U4、U5、そしてわずかの U11、U12、U4atac)はすぐにSMN(英語版)タンパク質(survival of motor neuron protein、SMN1遺伝子にコードされる)とGemin 2–8(Gem-associated protein、GEMIN2(英語版)、GEMIN3(英語版)、GEMIN4(英語版)、GEMIN5(英語版)、GEMIN6(英語版)、GEMIN7(英語版)、GEMIN8(英語版))と相互作用し、SMN複合体を形成する。ここでsnRNAはSmD1-SmD2-SmF-SmE-SmG五量体と結合し、続いてSmD3-SmB二量体が加わってsnRNAのSm結合部位のまわりにSmリングが完成する。Sm結合部位は、これらのsnRNAにおいて保存されたヌクレオチド配列で、一般的には AUUUGUGG である。snRNAの周囲にSmリングが組み立てられた後、5'末端の7-メチルグアノシンのキャップがさらにメチル化されて2,2,7-トリメチルグアノシンとなるとともに、3'末端がトリミングされる。この修飾と完全なSmリングの存在は、Snurportin1によって認識される。
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