SISCまたはEISC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 20:43 UTC 版)
「TRONCHIP」の記事における「SISCまたはEISC」の解説
「RISC対CISC」と業界ジャーナリズムが煽っていた時期であったが、坂村はヘネシーとパターソンによるRISC(R2000やBerkeley RISC(英語版))を評価したうえで、 リアルタイム応用を指向しているため、たとえ少々大きな操作をする命令でもクリティカルな部分での性能に必要であればそれを削ることはできない。 RISCは使い易さを考慮していない。アドレッシングが自由でなければ、コンパイラの最適化の実装は難しい。 RISCではプログラムサイズが増大する。そのため、キャッシュメモリの大容量化やバスの高速化が必要になってしまう。 とし、TRONチップは「ノイマンアーキテクチャの究極」(これは論理推論マシンや非ノイマン型マシンの喧伝をうけて)、「CISCの究極」、「(RとCの)どちらでもなく、SmartのSでSISCまたはElegantのEでEISCとでもいうべきもの」、等としていた。
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