SCOグループの下で
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 06:49 UTC 版)
「OpenServer」の記事における「SCOグループの下で」の解説
SCOグループはOpenServerの開発と保守を続けた。現在も既に古い5.0.x(3.2v5.0.xベース)を保守し続けており、最も新しいのは5.0.7である。 2005年6月22日、新しい6.0.xの最初のリリースであるOpenServer 6.0(コードネームは "Legend")がリリースされた。SCO OpenServer 6はUNIX System V Release 5 (SVR5) のカーネルベースであるが、このカーネルはUNIX System V Release 4.2MPとUnixWare 7のコードベースを統合したものである。OpenServer 6.0の機能は、C言語、C++、Javaのアプリケーションにおいて、POSIXインタフェース経由によるマルチスレッドをサポートする。OpenServer 6の特徴として、(5.0.xにはなかった)カーネルレベルのマルチスレッドがある。 また、新たにSMPサポートが強化され(最大32プロセッサまで)、パーティション毎に1テラバイトまでサポート(NFSv3経由でさらに巨大なファイルをサポート)し、ファイルシステム性能が強化され、メモリも最大64GBまでサポートする。 OpenServer 6.0はXENIX 286向けに開発されたアプリケーションまで互換性を考慮している。さらにSCOは価格設定とライセンス条件を変更し、OpenServer 5.0.7と同価格で2倍のユーザー数、4倍のCPU数、4GBメモリサポートを提供している。 長いSCO・Linux論争の後、SCOグループは2011年に倒産した。
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