REGIO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/05 04:18 UTC 版)
REGIO(レギオ)とは、ドイツ各地で運営されている「地方通貨」 (Regiogeld) の総称である。2006年現在、14の事例がドイツ各地で動いている他、40以上の準備中の事例がある。
地域通貨との違い
地域通貨ということばは日本でも広く知られるようになったが、ドイツで「地方通貨」を目指すようになったのは、それまで欧州各地で広く普及していたLETS(ドイツではTauschring(タウシュリンク)と呼ばれることが多い)が、経済圏というには小さすぎるローカルレベル(数百人から数千人の居住地区対象: 日本で言えば中小の町村や、都市圏内の一地区)を対象としていたため、事業者などの参加が難しかった。そのため、地域経済圏と呼べる範囲を「地方」 (region) と定義し、この範囲内で使用できる取引手段として「Regio(地方通貨)」を構想した。具体的には数万人~数百万人の範囲、日本で言えば複数の市町村の広域圏から県、あるいは道州制における「州」がここでの「地方」に相当すると言える。
Regioに分類される試みとして最初に始まったのは、2001年にブレーメンで始まったRolandだが、最大規模に成長しているのは2003年にバイエルン州南東部のプリーン・アム・キームゼーで始まったキームガウアーである。この他、ベルリンやカールスルーエ、マクデブルクなどでもRegioが実践されている。また、毎年1回程度Regio総会が開かれている。
外部リンク
REGIO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:51 UTC 版)
「地方通貨」。LETSよりも広域圏を対象とすることで、地産地消の促進などを目的としてドイツ各地で流通。キームガウアーが有名。詳細はREGIOの項を参照。
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