ポイントバーとは? わかりやすく解説

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ポイントバー

(Point bar から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 02:14 UTC 版)

アルデーシュ川のアルデーシュ渓谷に見られるポイントバー及び滑走斜面。

ポイントバー英語: point bar[1]:154)もしくは突州(とっす)[2]:159寄州[3]:3蛇行州(だこうす)[4]:191は、蛇行する河川において屈曲部の内側に形成される滑走斜面英語版の端に形成される砂州のことである[1]:154

曲流において、河床に沿った境界層における二次流れ英語版が岸と平行ではなく、流れの内側に向かって流れる[5]。この流れにより、砕屑物が曲流の内側に導かれる[6]:432攻撃斜面侵食された物質が滑走斜面に運搬・堆積することで、ポイントバーが形成される[4]:191

脚注

  1. ^ a b 佐野弘好『基礎地質学ノート』古今書院、東京、2019年6月6日。ISBN 978-4-7722-3191-6NCID BB28302674OCLC 1109731739OL 31934583M 国立国会図書館書誌ID:029674063 全国書誌番号:23233011 
  2. ^ 日本地質学会 編『地質学用語集』共立出版、2004年9月。ISBN 978-4-320-04643-6NCID BA68979936OCLC 76914697OL 31850919M 国立国会図書館書誌ID:000007496141 全国書誌番号:20681658 
  3. ^ 佐々木靖人; 品川俊介; 吉田直人『河川堤防の基礎地盤の透水特性調査手法に関する研究』(レポート)土木研究所、2009年https://www.pwri.go.jp/jpn/results/report/report-project/2009/pdf/2009-2-3.pdf2021年12月17日閲覧 
  4. ^ a b 松倉公憲『地形学』朝倉書店、2021年。ISBN 978-4-254-16077-2 
  5. ^ Chant, Robert J. (21 September 2002). "Secondary circulation in a region of flow curvature: Relationship with tidal forcing and river discharge". JGR Oceans. 107 (C9): 14-1–14-11. Bibcode:2002JGRC..107.3131C. doi:10.1029/2001JC001082. ISSN 0148-0227. OCLC 5156036894. 2021年11月21日閲覧
  6. ^ Middleton, Gerard V., ed. (2003). Encyclopedia of sediments and sedimentary rocks. ドルトレヒト: Kluwer Academic Publishers. ISBN 978-1-402-00872-6. LCCN 2002033956. NCID BA63027967. OCLC 909900125. 国立国会図書館書誌ID:000004243626

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