パラド グレネードランチャーとは? わかりやすく解説

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パラド グレネードランチャー

(Pallad grenade launcher から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 05:20 UTC 版)

granatnik wzór 1974 Pallad
wz.88 タンタルの銃身下部に装着されたwz.74 パラド
granatnik wzór 1974 Pallad
種類 擲弾発射器
製造国 ポーランド
仕様
種別 アンダーバレル式グレネードランチャー
口径 40mm
銃身長 267mm
使用弾薬 40x47mm
装弾数 1発
作動方式 中折式
全長 324mm(wz.74)
670/395mm(wz.83)
重量 1.25kg(wz.74、マウント付)
2.3kg(wz.83)
銃口初速 78m/秒
有効射程 430m
歴史 
設計年 1968年-1970年
製造期間 1970年-
配備先 ポーランド軍
関連戦争・紛争 コソボ紛争アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)イラク戦争国際連合中央アフリカ・チャド・ミッション
バリエーション wz. 83 パラド-D
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wz.1974 パラドポーランド語: Granatnik wzór. 1974 Pallad)は、ポーランドが設計したアンダーバレル式擲弾発射器である。なお、パラドとはポーランド語パラジウムを意味する単語である。

概要

wz.83 パラド-D

wz.74 パラドは、ポーランドAK-47ライフルグレネード運用能力を付与したKbkg wz. 1960の後継として1970年代に開発され、AKMおよびKbk wz. 1988 タンタルKbs wz. 1996 ベリルに装着して使用する。

引き金は後端部の尾栓部分左側上部に位置し、左手で押すことでグレネード弾を発射する。尾栓部分の右側に配置された大型のレバーを下に倒すと尾栓が下部ヒンジで下向きに開き、それと同時に空薬莢や未使用弾薬を排莢する。

1983年には単独使用を前提とした派生型のwz.83 パラド-D(Granatnik wzór. 1983 Pallad-D)が開発された。パラド-Dは、パラドにAKM用のピストルグリップと、AKMS用金属製下面折畳式銃床に反動吸収用ラバーパッドを取り付けた専用銃床を装着している。

弾薬

パラド用の弾薬である40x47mm弾は、NATO標準の40x46mm弾と同様に高低圧理論を利用した弾薬であるが相互の互換性はなく、ルーマニア製のAG-40英語版もこの規格を使用する。

弾頭は、以下の3種類が存在する。

名前 種類 重量 全長 射程 備考
NGO-74 対人榴弾 255g 102.7mm 400m 対人危害半径:5m
NGB-74 Ballistic Round 255g 102.7mm 400m
NGC-74 訓練弾 255g 102.7mm 400m

(出典:Dezamet社公式サイト内部のカタログ

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