P700反応中心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:21 UTC 版)
詳細は「P700(英語版)」を参照 P700反応中心は、700 nmの波長の光を最もよく吸収するmodified chlorophyll aで構成され、より長い波長では退色を起こす。P700はアンテナ分子からエネルギーを受け取り、各光子からのエネルギーを利用して電子をより高いエネルギーレベルに引き上げる。これらの電子はP700から電子受容体への酸化/還元過程でペアで移動する。P700の電位はおよそ−1.2ボルトである。この反応中心は2つのクロロフィル分子からできているため、二量体と呼ばれる。この二量体は1つのクロロフィルa分子と1つのクロロフィルa'分子で構成されると考えられている(P700, webber)。しかし、P700が他のアンテナ分子と複合体を形成している場合、二量体ではない可能性がある。
※この「P700反応中心」の解説は、「光化学系I」の解説の一部です。
「P700反応中心」を含む「光化学系I」の記事については、「光化学系I」の概要を参照ください。
- P700反応中心のページへのリンク