P. dendritiformisの場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:49 UTC 版)
「パエニバシラス属」の記事における「P. dendritiformisの場合」の解説
P. dendritiformis が形成する模様は2種類ある。枝型(先端分岐型)と非対称型である。 それぞれの模様を形成する菌株で生理的・遺伝的形質は異なる。例えばβ-ガラクトシダーゼの活性、この酵素活性によるX-gal寒天培地での青色呈色の有無、多剤抵抗性(MDR) (例えばST合剤、ペニシリン、カナマイシン、クロラムフェニコール、アンピシリン、テトラサイクリン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、マイトマイシンC)。寒天培地で生育した菌株は、液体培地で生育したものに比べて多種の抗生物質に抵抗性を持つ。この抵抗性は、寒天培地上での模様形成に関わる界面活性剤様物質によるものと考えられている。
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