蛇函綱とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 蛇函綱の意味・解説 

蛇函綱

(Ophiocistioidea から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/23 13:38 UTC 版)

蛇函綱
生息年代: Early Ordovician–ペルム紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 棘皮動物門 Echinodermata
: 蛇函綱 Ophiocistioidea
学名
Ophiocistioidea Sollas, 1899

蛇函綱 (じゃかんこう、Ophiocistioidea) は絶滅した棘皮動物のグループの一つである。オルドビス紀前期からペルム紀後期まで生息した。

形態

全体的にウニと似るが、巨大な管足を持つこと、棘がないこと、骨片の配列が不規則であること、肛門が側面に位置することなどが異なっている。また、ウニのような硬い殻ではなく、ナマコのような、骨片が緩く連結された表皮を持つ種もいる[1]

殻には5本の歩帯があり、管足を突き出すための穴が並んでいる。管足は骨片に覆われている。口器には"Goniodont"と呼ばれる歯が存在する。これはウニの歯のような機能を持つが、蛇函綱に特有のもので、特徴的な摂食痕を残す[1]

分類

ウニに類似した形態、また、一部のナマコで見られる車輪状の骨片を持つことから、蛇函綱はこの両者に近縁な分類群であると考えられている[1]

下位分類

17属40種が発見されている[2]

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蛇函綱」の関連用語

1
10% |||||

蛇函綱のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蛇函綱のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの蛇函綱 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS