OEFCP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 07:44 UTC 版)
OEFCPは、マルチカムと呼ばれる迷彩パターンであり、これは2002年にクライ・プレシジョン社がアメリカ軍向けに開発した「スコーピオン」を改良したものである。7色で構成されており、UCPと同じく様々な地形で隠蔽効果が得られる汎用性を特徴としている 。不朽の自由作戦(オペレーション・エンデュアリング・フリーダム)で着用されたためこの名がある。 「スコーピオン」は「U.S. Army universal camouflage trials」でUCPに敗北して陸軍への採用を逃したものの、クライ社で改良が行われた結果「マルチカム(MULTICAM)」として生まれ変わり、民間市場や特殊部隊向けの販売が行われていた。そんな中でUCPの評価が悪化し、アフガニスタンで使用するための新型迷彩パターンの選定が始まりマルチカムもそれに参加することとなった。実戦における選定の結果、対抗馬となったUCPの改良型「UCP-D」等を破ってマルチカムがOEFCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)として陸軍への採用が決定されたのだった。アフガニスタンに展開する将兵に対する配備は2010年から開始されている 。 しかし、クライ社のパテント料によって従来のACUよりも価格が20%も上昇したとして陸軍が不満を表明する事態となり、UCPを全面的に更新するOCPには選ばれることは無かった。
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