M9コプロセッサ
【英】M9 coprocessor
M9コプロセッサとは、Appleが開発したモーション計測のための補助プロセッサ(コプロセッサ)である。モバイルCPU「A9チップ」と共に、2015年9月に発表された「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」に初めて搭載された。続いて登場した「iPhone SE」にもM9コプロセッサが搭載されている。
Appleモーションコプロセッサは、iPhoneのモバイルCPUが64ビット化した「iPhone 5s」に「M7コプロセッサ」が搭載されて以降、CPUと共にバージョンアップしつつ搭載されている(M9コプロセッサは第3世代に当たる)。長時間バックグラウンドで動作するセンサー類の動作はモーションコプロセッサが処理を受け持つ。これによって、CPUのリソースをむやみに割くことなく、かつ低消費電力で処理が行えるようになっている。
iPhoneではモーションコプロセッサは加速度センサー、方位計(コンパス)、ジャイロスコープなどと連携している。M9コプロセッサでは気圧計とも繋がっている。
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