Lin Shihongとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Lin Shihongの意味・解説 

林士弘

(Lin Shihong から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 05:49 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
林士弘
皇帝
王朝
在位期間 616年 - 622年
都城 虔州
姓・諱 林士弘
生年 不詳
没年 太平6年(622年
年号 太平 : 617年 - 622年

林 士弘(りん しこう)は、隋末唐初に割拠した群雄の一人。南越王、または楚帝を称した。

生涯

饒州鄱陽県の出身。大業11年(615年)に同郷の操師乞とともに挙兵し、隋に叛いた。大業12年(616年)、操師乞は元興王を号し、始興と建元して豫章郡に拠り、林士弘を大将軍とした。隋は劉子翊を派遣して操師乞を討伐し、操師乞は射殺された。林士弘は操師乞の残余の部衆を糾合して劉子翊と鄱陽湖で再戦し、これを敗死させた。その部衆は十万を超え、虔州に拠って、南越王と号した。さらに楚の皇帝を僭称して、独自の元号として太平を立てた。鄭大節が九江郡をもって林士弘に呼応すると、林士弘は鄭大節の党与の王戎を司空に任じた。臨川廬陵南康宜春の人々が隋の太守や県令を殺して林士弘につき、北は九江から南は番禺にいたる広大な地域を支配することとなった。

太平2年(618年)、蕭銑の水軍に豫章で敗れると、林士弘は洪州虔州循州潮州の地のみを保った。太平5年(621年)、蕭銑が唐に敗れると、亡命してきた兵士によって林士弘の勢力は盛り返した。唐の趙郡王李孝恭の招慰によって、循州と潮州は離反して唐についた。

太平6年(622年)、林士弘の弟の鄱陽王林薬師が兵2万で循州を包囲したが、唐の総管楊世略に撃破されて斬られた。そこで林士弘はやむなく唐に降伏を願い出た。王戎もまた唐に降って洪州総管となった。林士弘は安成の山洞に逃れて亡命者を誘い、再び乱を謀った。それに袁州の人々が呼応した。張善安が察知して林士弘を討伐しようとしたが、その前に林士弘が死んだので、その勢力は瓦解した。

伝記資料

  • 旧唐書』巻五十六 列伝第六「林士弘伝」
  • 新唐書』巻八十七 列伝第十二「林士弘伝」

「Lin Shihong」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Lin Shihong」の関連用語

1
4% |||||

Lin Shihongのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Lin Shihongのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの林士弘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS