IFRS新リース会計基準について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 09:49 UTC 版)
「リース」の記事における「IFRS新リース会計基準について」の解説
IASB(国際会計基準審議会)とFASB(米国財務会計基準審議会)は、2007年3月からリースプロジェクトを立ち上げて、リース会計の全面改訂に向けた審議を開始した。2009年3月にディスカッションペーパー「リース:予備的見解」を公表し、2010年8月には公開草案(Exposure draft)「リース」が公表されたものの、その内容を懸念する多数のコメントが提出された。リースプロジェクトは、2011年6月に終了予定とされていたが、多数のコメントを受けて、再審議に相当の時間を費やしたため、プロジェクトの終了が延期され、公開草案からの重要な変更が行われたことから、2013年5月に改訂公開草案「リース」が公表されている。 現行リース会計基準では、リースをファイナンス・リースとオペレーティング・リースに区分して、それぞれの会計処理方法が異なるが、改訂公開草案「リース」では、使用権モデルを採用し、ファイナンス・リースとオペレーティング・リースの区分をなくし、借手は使用権資産とリース負債を計上することが提案されている。
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