Helper virusとは? わかりやすく解説

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ヘルパーウイルス

英訳・(英)同義/類義語:helper virus

複製能力欠損を持つウイルス増殖させる目的で、同時に感染させる複製能力を持つウイルス発がんウイルス対す白血病ウイルスなどが例。

ヘルパーウイルス

(Helper virus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 01:49 UTC 版)

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ヘルパーウイルス(: helper virus)とは、単独では増殖できないヘルパー依存ウイルス英語版の増殖を助けるウイルスのことである。ヘルパーウイルスがヘルパー依存ウイルスと重複感染すると、ヘルパー依存ウイルスのゲノムの複製に必要な酵素を提供する。例えば、D型肝炎ウイルスは単独では増殖できないが、ヘルパーウイルスとしてB型肝炎ウイルスの存在下では増殖することができる。ヘルパーウイルスは、遺伝子発現や遺伝子治療のためのウイルスベクターの複製や拡散にもよく用いられる[1]

関連項目

脚注

  1. ^ “14 - Immunization Against Viral Diseases”. Fields Virology (6 ed.). Wolters Kluwer Health. (2007). p. 403 

参考文献

  • 東匡伸、小熊惠二編集 『シンプル微生物学 改訂第3版』 南江堂 2000年 ISBN 4524220577


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