Eコロナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:34 UTC 版)
0.1 nm程度の狭い波長範囲だけに局在する輝線成分。Eは、「輝線」を意味するEmissionに由来する。Eコロナからの光は、コロナ中で高階電離された原子が放射する光である。最も明るい13階電離した鉄イオン (Fe XIV, Fe13+) からの530.28 nm付近の輝線を始め、可視光領域では20程度の輝線が見られる。太陽表面では最も強い成分だが、輝線の強度は電子密度の2乗に比例するため、光球からの距離が大きくなるとともに急速に暗くなる。
※この「Eコロナ」の解説は、「コロナ」の解説の一部です。
「Eコロナ」を含む「コロナ」の記事については、「コロナ」の概要を参照ください。
- Eコロナのページへのリンク