｢ボールジャグリング事典(Encyclopaedia of Ball Juggling)」の著者であるチャーリーダンシーの考案した(?)ジャグリングパターン。
このパターンには非常に面白い逸話がある。
チャーリーダンシーは上記の著書のなかでこの技について次のように書いたのである。
「この技は私が夢の中で思いついたものなのだが、目がさめると同時にどんな技だったか忘れてしまった。思い出せるのはそれが4つか5つのボールのパターンでルーベンスタインズリベンジに似た手を回転させる動作と、高さの違うマルティプレックススローを組み合わせたものだったということである。だれかこの技がどんなものか分かった人は私に連絡して欲しい。」
ジャグリングシミュレーションソフト、ジャグルマスターの作者として有名な松岡顕さんがこの文章を読み、おそらくこれはこういうパターンなのではないかというものをジャグルマスター上で見事に再現してしまったのである。実際このパターンが本当にチャーリーダンシーが夢の中で思いついたものかは定かではないが、いまやジャグルマスターは世界中に広まってしまったので、そのパターンがダンシーズデビルメントとして定着してしまったというわけである。
夢の中で見た技がコンピュータ上で再現されたと言うのはある意味SF的な面白いエピソードである。 | 
