悪行要論とは? わかりやすく解説

悪行要論

(Compendium Maleficarum から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 04:09 UTC 版)

『悪行要論』の挿絵:子供を火にかける魔女

悪行要論(あくぎょう ようろん、Compendium Maleficarum)もしくは蠱業要覧(まじわざ ようらん)は、17世紀イタリアの修道士フランチェスコ・マリア・グアッツォ(ガッツォ)により記された魔術悪魔などに関する書物。

概要

1608年ミラノで刊行。悪魔、魔女サバト交霊術、魔術など、いわゆる「悪魔学」を広く解説している。本書の特徴として30枚あまりの木版画による挿絵が多く用いられており[1]、これらの図は現在でも、これら悪魔学を解説する本などで頻繁に引用される。

17世紀はヨーロッパ魔女狩りが盛んに行われた時代であり、本書は同時代のアンリ・ボゲジャン・ボダンらの著作とともに魔女狩りのテキストとして広く用いられた。

参考文献

出典

  1. ^ 向井順子「The Expression of the Witch as the Erotic Nude」『Journal of Gender Studies Japan』第2005巻第8号、日本ジェンダー学会、13-28頁、2005年。doi:10.14831/genderstudies1998.2005.13https://doi.org/10.14831/genderstudies1998.2005.132022年8月19日閲覧 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「悪行要論」の関連用語

悪行要論のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



悪行要論のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの悪行要論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS