非定型抗酸菌症
【概要】 抗酸菌は酸に抵抗性がある(=胃液でやられない)。抗酸菌は大きく、結核菌、癩菌、非定型抗酸菌の3種類に分けられる。非定型抗酸菌にはアビウム・イントラセルラール(MAC=マック)が最も多く、カンサシイ、フォルツイツムなどもある。HIV感染者ではCD4細胞数が相当減って(100/μL以下)から起こる。すでに他の疾患でエイズ発病していることが多く、典型的な日和見感染症である。主な侵入経路は腸管で、腸間膜リンパ節、肝臓、全身臓器(特に骨髄)に広がる。

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