Abbasとは? わかりやすく解説

アッバース‐ちょう〔‐テウ〕【アッバース朝】


アッバース

(Abbas から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 04:21 UTC 版)

アッバースアラビア語: عباس‎, ラテン文字転写: ‘Abbās)はアラビア語の男性名もしくはそれに由来するイスラム教徒男性の名前。イスラーム以前からあった人名で、古くは定冠詞をつけたアル=アッバースというファーストネームもしばしば見られた。

意味は「眉をたびたびしかめる者、頻繁に眉をひそめる物」「(他の獅子たちが逃げ出すほどの)獅子(ライオン)」[1]。男性名としては「獅子(ライオン)」という意味で命名されるのが一般的だったが、後代には預言者ムハンマドの父方叔父(アル=)アッバース・イブン・アブドゥルムッタリブやシーア派第3代イマーム(アル=)フサイン・イブン・アリーの兄弟だったアッバース・イブン・アリー英語版にあやかっての命名が多数となった。

日本語では原語に含まれる長母音部分を省いたアッバスとカタカナ表記されることが多い。

なお、アッバース朝の名前は一族の始祖となったクライシュ族男性(預言者ムハンマドの父方叔父)のファーストネームが由来。

人名

クンヤ

ナサブ

その他

  • バンダレ・アッバース - アッバース大王の名にちなんでその名がつけられたイランの港。ペルシャ湾に面する。
  • アッバース朝 - 8世紀から10世紀ごろまでアナトリアを除く西アジア全域と北アフリカを支配したカリフ制国家。アッバース・ブン・アブドゥルムッタリブから始まるアッバース家にイマーム継承の正統性があることを主張したため「アッバース朝」と呼ばれる。
  1. ^ معنى شرح تفسير كلمة (عباس)”. www.almougem.com. 2024年1月15日閲覧。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Abbas」の関連用語

Abbasのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Abbasのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアッバース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS