AMX-R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 21:20 UTC 版)
元々の「ランブル」シートの構想の量産化が検討された。1968年にデザイナー/カスタム屋のジェームズ・ジェフォーズ(James Jeffords )の手で通常のAMXから実動試作車が製作され、AMX-Rと命名された。ジェフォーズはAMCでジャヴェリン・トランザム・レーシング・チーム(Javelin Trans Am Racing Team)の長も務めていた。インダストリアルデザイナーのブルックス・スティーヴンス(Brooks Stevens )とともに2人は生産予定の500台のランブル・シート付車に、「ベルベット張り」内装、特製塗装、ボンネットにジェフリーの名前入りバッジと改良型サスペンションを備えることに決めた。最初の試作車はイリノイ州、パラタイン(Palatine )にあるデイヴ・ポールのカスタム・ハウス(Dave Puhl’s House of Kustoms )で製作された。しかし安全性や製造者責任法に関するものを含む種々の問題がシリーズ生産を阻み、更にラルフ・ネーダーからは車外に露呈した座席を非難する否定的な意見が出されたことでAMCは改装を前提としたベース車の販売を拒否した。AMX-R特製の黒色に塗装したボンネットは後に1970年モデルのAMXに「シャドーマスク」(shadow mask )オプションとして設定された。
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