5-HT2Aアンタゴニスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:55 UTC 版)
「アリピプラゾール」の記事における「5-HT2Aアンタゴニスト」の解説
5-HT2A受容体のアンタゴニストとしても高い親和性を有することから、錐体外路症状 (EPS) の発現を抑えることが報告されている。これらのドーパミンおよびセロトニンを介した機序から、陽性・陰性症状の改善と安定化や、従来の定型および非定型抗精神病薬の副作用であった、錐体外路症状をアリピプラゾールは発現しにくいという特徴をもつ。 このように、脳内ドーパミンシステムにおいては他の抗精神病薬と比較して、有意な特異的作用を有している。アリピプラゾールの秀でた点は、代謝系や鎮静系に関する受容体への親和性が極めて低いことである。しかし、これまでの抗精神病薬ではあまり見られなかった、投与初期の不眠や激越、不穏などの副作用が目立つようになった。
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