3.大逆事件の伏線の可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:48 UTC 版)
「義和団の乱」の記事における「3.大逆事件の伏線の可能性」の解説
一見すると無関係のようであるが、幸徳事件(1910年)の遠因を義和団の乱の際に起きた馬蹄銀事件に求める研究がある。馬蹄銀事件とは、清国の馬蹄銀という銀塊を、派遣部隊が横領した事件である。すなわち日本軍は自軍が綱紀が正しかったことを内外に喧伝したが、実際はそうではなかったことを『万朝報』の記者幸徳秋水らが厳しく追及した。それが馬蹄銀事件である。この一連の記事によって、幸徳秋水らは山縣有朋の恨みを買い、それが幸徳自身に処刑という厳しい処置が課される原因となったという説がある(小林1986年出版)。
※この「3.大逆事件の伏線の可能性」の解説は、「義和団の乱」の解説の一部です。
「3.大逆事件の伏線の可能性」を含む「義和団の乱」の記事については、「義和団の乱」の概要を参照ください。
- 3.大逆事件の伏線の可能性のページへのリンク