3月1~2日の夜間にかけて行われた葉柏寿進出・敵情偵察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 16:06 UTC 版)
「百武俊吉」の記事における「3月1~2日の夜間にかけて行われた葉柏寿進出・敵情偵察」の解説
本作戦は日本陸軍初の戦車による夜間作戦であった。距離にしてわずか5kmであったが、一寸先も見えない暗闇、そして中間地点には幅約50mの河が横切っていた。戦車1輌と装甲車2輌の戦力で、サーチライトも装備していない状況で、周囲偵察はエンジンを止め、車内灯を消すことで行った。幸い零下20度の気温で河は凍っており、中国軍の散発的な銃撃を受けつつも車長の徒歩誘導により対岸に戦車を移すことに成功し、一気に敵陣に突入したが、中国軍は既に退却しており、反撃はなかった。 結果からすれば軽戦ともいえるが、限られた装備で前例のない夜間行動を成し遂げたことは一筆に値する。
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