2020年の地域リーグ (ラグビー)
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2020年の社会人地域リーグ | |
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日程 | 2020年10月18日-12月20日(トップウェスト) |
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2020年の地域リーグでは、2020-21シーズンにおける日本のラグビーユニオンの各社会人リーグの結果を記す。

ここでは、関東ラグビーフットボール協会、関西ラグビーフットボール協会、九州ラグビーフットボール協会がそれぞれ主催・主管する、4つのリーグ(トップイーストリーグ、トップウェスト、トップキュウシュウ、関東社会人リーグ)を述べる。
後述のとおり、新型コロナウイルス感染症の流行により、トップウェストで16試合が行われたほかは、すべて中止・非開催となった。
新型コロナウイルス感染症の流行
2020-21シーズンのタイムラインは以下のとおり。
2020年
2020年1月19日、トップチャレンジリーグ2019-2020が平常通り終了[1]。
2020年2月16日、トップウェストで「B / Cリーグ入替戦」が行われ、前2019-20シーズンの日程が平常通り終了。
2020年2月21日、新型コロナウイルス感染症において、日本国内累計感染者数が100人を超えた[2]。
2020年2月24日、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、1~2週間が感染拡大か否かの瀬戸際との見解を発表[3]。
2020年3月21日、日本国内の累計感染者数が1,000人を超えた[4]。
2020年3月23日、トップリーグ2020の第11節以降、42試合の中止を決定[5]。
2020年3月24日、7月開催予定だった2020年東京オリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)と東京2020組織委員会が、1年程度の延期を発表[6][7]。
2020年4月12日、日本国内の累計死者数が100人を超えた[8]。
2020年4月16日、政府が全都道府県に対し、5月6日までを期限として緊急事態宣言を発出した[9]。不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたいでの移動を慎むなどの行動制限が要請された[10]。
2020年4月18日、日本国内の累計感染者数が10,000人を超えた[11]。4月22日、日本国内の累計死者数が200人を超えた[12]。
2020年5月4日、政府が緊急事態宣言を5月31日まで延長することを発表[13]。
2020年5月14日、政府は、全国39県の緊急事態宣言を解除[14]。5月21日、兵庫県・大阪府・京都府の3府県の緊急事態宣言を解除[15]。5月25日、残る東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・北海道の5都道県に対する緊急事態宣言を解除した[16]。
2020年7月26日、日本国内の累計感染者数は30,000人を超えた[17]。累計死者数は7月28日に1,000人を超えた[18]。
2020年10月30日、日本国内の累計感染者数が100,000人を超えた[19]。
2020年10月18日、関西ラグビーフットボール協会のトップウェストは、本来の日程どおりの「Cリーグ第4節」から始める。12月20日のAリーグの試合を最後に中断し、終了となる[20]。
2020年11月20日、関東ラグビーフットボール協会が2019-20シーズンのトップイーストリーグの日程を発表。2021年1月23日から3月28日までの開催予定となった[21]。しかし、後述のように2021年1月以降の緊急事態宣言により、関東社会人リーグと共に、結局開催されなかった[22][23]。
九州ラグビーフットボール協会のトップキュウシュウも、2020年8月時点では例年通り9月から11月までの開催予定だったが[24]、開催されなかった。
12月21日、日本国内の累計感染者数が200,000人を超えた[25]。同日、日本医師会など医療関係9団体が共同で「医療緊急事態宣言」を発表した[26]。12月22日、日本国内の累計死者数が3,000人を超えた[27]。
2021年
2021年1月5日、日本国内の累計感染者数が250,000人を超えた[28]。
2021年1月7日、政府は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の4都県に対し1月8日から2月7日までの緊急事態宣言を発令[29]。
2021年1月14日、栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県の7府県が緊急事態宣言の対象地域に追加された[30]。
2021年1月23日、日本国内の累計死者数が5,000人を超えた[31]。
約3か月の延期のあと、トップチャレンジリーグ2021およびその順位決定戦が2021年2月13日から4月3日まで行われた[32]。トップリーグ2021は1か月延期され、2021年2月20日から5月23日まで行われた[33][34][35]。
日本国内の累計感染者数は、2021年4月10日に500,000人を超えた[36]。累計死者数は4月26日に10,000人を超えた[37]。
トップイーストリーグ
2021年1月23日に開幕予定だった[38]。複数チームからのリーグ戦参加辞退の申し出があり、緊急事態宣言を受け、活動の停止・制限がかかっていること、十分な練習時間を確保出来ないなど、安全上の問題があることから、2021年1月15日に開催中止が発表された[22]。
関東社会人リーグ
2021年1月15日、複数チームからの参加辞退の申し出があること、その他多数のチームから緊急事態宣言を受け、活動の停止、制限がかかっていること、十分な練習時間を確保出来ない等、安全上の問題があることなどから、開催を中止した[23]。
トップウェスト
9月開催予定が延期され、2020年10月18日にCリーグ、11月7日にBリーグ、11月21日にAリーグが開幕した。12月20日のAリーグの対戦を最後に、入替戦も行わず、打ち切りとなった[39]。
Aリーグ
実際の対戦:2020年11月21日・28日、12月5日・12日・20日(7試合)[39]
チーム | 前年順位 | 対戦相手 | |||||||
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中部電力 | 大阪府警察 | JR西日本 | Daigas | ユニチカ | 豊田通商 | 島津製作所 | 三菱自動車 | ||
中部電力 | 1位 | × | |||||||
大阪府警察 | 2位 | × | |||||||
JR西日本レイラーズ | 3位 | × | ○72-3 | ○66-12 | ○83-7 | ○74-7 | |||
Daigas Struggers | 4位 | ●3-72 | × | ●17-27 | ○77-7 | ||||
ユニチカ・フェニックス | 5位 | ●12-66 | ○27-17 | × | ○36-19 | ||||
豊田通商BLUE WING | 6位 | ●7-83 | ●7-77 | ●19-36 | × | ||||
島津製作所Breakers | 7位 | × | |||||||
三菱自動車京都レッドエボリューションズ | 8位 | ●7-74 | × |
Bリーグ
実際の対戦:2020年11月7日・23日・29日(3試合)[39]
チーム | 前年順位 | 対戦相手 | |||||||
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日本新薬 | リコー | 関西丸和 | 大阪教員団 | きんでん | スネイルズ | 守口市門真市 | 三菱電機 | ||
日本新薬OWL STARS | Aリーグ9位 | × | |||||||
リコージャパン | 1位 | × | ●17-25 | ○33-6 | |||||
関西丸和ロジスティックス | 2位 | ○25-17 | × | ○81-15 | |||||
大阪教員団 | 3位 | ●6-33 | ●15-81 | × | |||||
きんでん | 4位 | × | |||||||
スネイルズ | 5位 | × | |||||||
守口市門真市消防組合 | 6位 | × | |||||||
三菱電機メルコダイヤモンズ | Cリーグ1位 | × |
Cリーグ
実際の対戦:2020年10月18日・25日、11月7日・15日・21日(6試合)[39]
チーム | 前年順位 | 対戦相手 | |||||||
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大阪市消防局 | JR東海 | K-POWERS | KOMATSU | BTMU | 善通寺自衛隊 | 大阪市教員団 | 川崎重工 | ||
大阪市消防局 | Bリーグ7位 | × | ●5-15 | ○26-15 | |||||
JR東海 | Bリーグ8位 | ○15-5 | × | ○33-14 | ○20-17 | ||||
K-POWERS | 2位 | ●14-33 | × | ○38-17 | |||||
KOMATSU Yellow Bulls | 3位 | ●15-26 | ●17-20 | ●17-38 | × | ||||
BTMUレッドブルズ | 4位 | × | |||||||
善通寺自衛隊 | 5位 | × | ○18-5 | ||||||
大阪市教員団 | 6位 | × | |||||||
川崎重工 | 7位 | ●5-18 | × |
トップキュウシュウ
2020年9月に開幕予定だった。新型コロナウイルス感染症の影響で、各チームの活動状況に影響を及ぼし、充分な練習期間を確保できないことから、安全上のリスクを考慮し、開催を中止した[40]。
出典
- ^ “2019年トップチャレンジリーグ日程 | 関西ラグビーフットボール協会” (2019年6月28日). 2025年9月19日閲覧。
- ^ 「新型肺炎、国内発生100人超に 北海道や埼玉で新たな感染者 未就学児も」『毎日新聞』2020年2月21日(2020年6月17日閲覧)
- ^ “「今後1~2週間が瀬戸際」国の専門家会議が見解【全文】”. NHK. 2025年9月19日閲覧。
- ^ “新型コロナ国内感染1000人超す 爆発的拡大防ぐ瀬戸際”. 日本経済新聞 電子版. 2020年3月22日閲覧.
- ^ “ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止のお知らせ | 関西ラグビーフットボール協会” (2020年3月23日). 2025年9月19日閲覧。
- ^ “東京五輪・パラ、「1年程度」の延期決定 「東京2020」の名称は維持”. BBC NEWS JAPAN. 2020年3月24日閲覧.
- ^ JRFU. “東京オリンピック延期に関する専務理事コメントのお知らせ|日本ラグビーフットボール協会”. www.rugby-japan.jp. 2025年9月19日閲覧。
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- ^ 新型コロナウイルス感染症対策本部(第29回)(首相官邸、2020年4月16日閲覧)
- ^ “令和2年4月16日 新型コロナウイルス感染症対策本部(第29回) | 令和2年 | 総理の一日 | ニュース”. 首相官邸ホームページ. 2025年9月19日閲覧。
- ^ 「国内感染者1万人突破…都内では新たに1811人、10歳未満も2人」 讀賣新聞オンライン(2020年4月19日更新)2020年6月18日閲覧
- ^ 新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年4月22日版)(厚生労働省、2020年4月22日閲覧)
- ^ “緊急事態、31日まで延長決定 首相「期限前の解除も」”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2020年5月4日). 2020年5月4日閲覧。
- ^ 「緊急事態宣言、39県で解除へ 東京、大阪、北海道など維持―政府、14日決定」 時事ドットコム(2021年9月21日閲覧)
- ^ 「首都圏、25日にも判断 関西3府県で緊急事態宣言を解除」日本経済新聞(2021年9月21日閲覧)
- ^ 緊急事態全面解除 首相「流行ほぼ収束」 5都道県、7週間ぶり 産経ニュース(2020年5月26日閲覧)
- ^ “新たに839人感染確認、計3万1310人に 東京239人、感染経路不明6割”. 毎日新聞. 2020年7月26日閲覧。
- ^ “【速報】国内の死者1000人超える 新型コロナ”. FNNプライムオンライン. 2020年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月24日閲覧。
- ^ “新型コロナ 国内感染者10万人を超える”. 日テレNEWS24 (2020年10月30日). 2020年10月30日閲覧。
- ^ “2020-2021トップウェスト日程のお知らせ | 関西ラグビーフットボール協会” (2020年9月11日). 2025年9月19日閲覧。
- ^ “2020年度 トップイーストリーグ”. 関東ラグビーフットボール協会. 2025年9月19日閲覧。
- ^ a b 2020年度 開催中止について . 関東ラグビーフットボール協会(2021年1月15日). 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b 【関東社会人】2020年度 開催中止について . 関東ラグビーフットボール協会(2020年11月20日). 2021年4月18日閲覧。
- ^ “2020年度 スケジュール”. 九州ラグビーフットボール協会. 2025年9月19日閲覧。
- ^ 新型コロナウイルス 国内感染者 20万人超える(NHK、2020年12月21日)
- ^ 「クリスマスや年末年始が、今後の日本を左右する」日本医師会らが『医療緊急事態宣言』(全文)(HUFFPOST、2020年12月22日)
- ^ 国内のコロナ死者、累計3000人突破(讀賣新聞オンライン、2020年12月22日)
- ^ 【速報】全国で25万人を突破 新型コロナ国内感染者の累計(TBS NEWS、2020年1月5日)
- ^ 政府、1都3県に緊急事態宣言再発令を決定 2月7日まで(毎日新聞、2021年1月7日)
- ^ 菅首相 7府県に緊急事態宣言 対象地域拡大 期間は来月7日まで(NHK、2021年1月13日)
- ^ 国内のコロナ死者、累計5000人超す(日本経済新聞、2021年1月23日)
- ^ “2021年トップチャレンジリーグ日程 | 関西ラグビーフットボール協会” (2020年9月29日). 2025年9月19日閲覧。
- ^ “「ジャパンラグビー トップリーグ2021」第1節〜第4節の開催中止とチケット払い戻しのお知らせ”. ジャパンラグビートップリーグ. 2025年9月19日閲覧。
- ^ “「ジャパンラグビー トップリーグ2021」大会フォーマットおよび大会日程決定のお知らせ”. ジャパンラグビートップリーグ. 2025年9月19日閲覧。
- ^ “2020-2021シーズン 試合日程・結果”. ジャパンラグビートップリーグ. 2025年9月19日閲覧。
- ^ 国内のコロナ感染者、累計で50万人超える(読売新聞、4月10日)
- ^ 新型コロナ 国内の死者1万人に(NHK NEWS WEB、2021年4月26日)
- ^ 2020年 トップイーストリーグの編成ならびに日程について . 関東ラグビーフットボール協会(2020年11月20日). 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b c d “トップウェスト2020 | 関西ラグビーフットボール協会” (2020年9月11日). 2025年9月19日閲覧。
- ^ 令和2年度トップキュウシュウリーグの開催中止について . 九州ラグビーフットボール協会(2020年12月7日). 2021年4月18日閲覧。
関連項目
- 2020年の地域リーグ_(ラグビー)のページへのリンク