2002年のブラジルグランプリ_(ロードレース)とは? わかりやすく解説

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2002年のブラジルグランプリ (ロードレース)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/31 13:55 UTC 版)

  2002年のブラジルグランプリ
レース詳細
2002年のロードレース世界選手権 全16戦中第12戦
決勝日 2002年9月22日
開催地 ネルソン・ピケ・サーキット
開催コース 常設サーキット
5.031km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
マックス・ビアッジ カルロス・チェカ
1:50.568 1:59.827
表彰台
1. バレンティーノ・ロッシ
2. マックス・ビアッジ 3. ケニー・ロバーツ・ジュニア


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
ランディ・ド・プニエ セバスチャン・ポルト
1:53.939 2:04.661
表彰台
1. セバスチャン・ポルト
2. ロベルト・ロルフォ 3. フランコ・バッタイーニ
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
マヌエル・ポジャーリ 東雅雄
1:57.888 2:10.065
表彰台
1. 東雅雄
2. アルノー・ヴァンサン 3. マヌエル・ポジャーリ


2002年のブラジルグランプリ(リオグランプリ)は、ロードレース世界選手権2002年シーズン第12戦として、9月20日から22日までブラジルネルソン・ピケ・サーキット(ジャカレパグア)で開催された。この年のレースでは、最高峰MotoGPクラスでチャンピオンが決定した。

概要

125ccクラス決勝では、前戦に続いてウェットレースが宣言された。18番グリッドからスタートした東雅雄がウェット→ドライ→ウェットと路面状況がめまぐるしく変わる難しいレースを制し、シーズン初優勝を遂げた。続いてアルノー・ヴァンサンマヌエル・ポジャーリとのバトルを制して2位に入った。これでポイントリーダーのヴァンサンはポジャーリとの差を27ポイントに広げた。ランキング3位のダニ・ペドロサは今回転倒リタイヤに終わり、チャンピオン争いから大きく脱落した[1]

250ccクラスでは濡れた路面が徐々に乾いていく状況の中セバスチャン・ポルトが独走し、グランプリ参戦104戦目にして初優勝を果たした。ポイントリーダーのマルコ・メランドリは4位に終わったものの、ランキング2位のフォンシ・ニエトが転倒リタイヤを喫したため、両者のギャップは45ポイントに広がった[2]

MotoGPクラス決勝でもウェットレースが宣言された。序盤はケニー・ロバーツJr.マックス・ビアッジバレンティーノ・ロッシの3台がトップ集団を形成していた。やがて、スタートに失敗して最後尾に落ちていたカルロス・チェカが猛烈な追い上げを見せて17周目にはトップに立ったが、その直後に転倒リタイヤとなった。その後はロッシがビアッジを抑えきり、2連勝・シーズン10勝目を挙げた。ポイントランキング2位だった宇川徹が序盤に転倒リタイヤとなっていたため、ロッシが100ポイントを超えるリードを築くこととなり、4戦を残して最高峰クラス2連覇、新MotoGPクラス初代チャンピオンの栄誉に輝いた。またビアッジが宇川を逆転し、ランキング2位に浮上した[3]

MotoGPクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 バレンティーノ・ロッシ ホンダ 49:09.516 2 25
2 マックス・ビアッジ ヤマハ +1.674 1 20
3 ケニー・ロバーツJr. スズキ +18.764 16 16
4 アレックス・バロス ホンダ +24.759 15 13
5 ロリス・カピロッシ ホンダ +32.354 12 11
6 阿部典史 ヤマハ +34.360 11 10
7 オリビエ・ジャック ヤマハ +44.250 7 9
8 セテ・ジベルナウ スズキ +57.150 18 8
9 ユルゲン・ファン・デン・グールベルク ホンダ +1:09.987 8 7
10 ギャリー・マッコイ ヤマハ +1:17.611 4 6
11 ホセ・ルイス・カルドソ ヤマハ +1:20.837 20 5
12 青木宣篤 プロトン +1:50.774 10 4
13 原田哲也 ホンダ +1 Lap 19 3
14 ジョン・ホプキンス ヤマハ +1 Lap 14 2
Ret レジス・ラコーニ アプリリア 棄権 17
Ret カルロス・チェカ ヤマハ 棄権 5
Ret ジェレミー・マクウィリアムス プロトン 棄権 3
Ret 中野真矢 ヤマハ 棄権 13
Ret 宇川徹 ホンダ 棄権 9
Ret 加藤大治郎 ホンダ 棄権 6

250ccクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 セバスチャン・ポルト ヤマハ 47:01.307 2 25
2 ロベルト・ロルフォ ホンダ +14.114 9 20
3 フランコ・バッタイーニ アプリリア +15.812 10 16
4 マルコ・メランドリ アプリリア +26.998 4 13
5 トニ・エリアス アプリリア +29.533 3 11
6 ケーシー・ストーナー アプリリア +31.868 12 10
7 エミリオ・アルサモラ ホンダ +45.373 11 9
8 松戸直樹 ヤマハ +1:11.324 7 8
9 シャロル・ユージー ヤマハ +1:13.787 13 7
10 レオン・ハスラム ホンダ +1:15.478 17 6
11 ヤロスラフ・ユレス ヤマハ +1:16.715 14 5
12 ダビド・チェカ アプリリア +1:50.844 18 4
13 エルワン・ナイゴン ホンダ +1:58.717 15 3
14 デューク・ヘイドルフ アプリリア +2:12.040 24 2
15 ヤコブ・シュムルツ ホンダ +1 Lap 23 1
16 ラウール・ハラ アプリリア +1 Lap 25
17 エクトル・ファウベル アプリリア +1 Lap 22
Ret フォンシ・ニエト アプリリア 棄権 5
Ret ユーゴ・マルシャン アプリリア 棄権 20
Ret ランディ・ド・プニエ アプリリア 棄権 1
Ret アレックス・デボン アプリリア 棄権 8
Ret ロベルト・ロカテリ アプリリア 棄権 6
Ret ジェイソン・ビンセント ホンダ 棄権 16
Ret 青木治親 ホンダ 棄権 19
Ret エリック・バタイユ ホンダ 棄権 21

125ccクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 東雅雄 ホンダ 46:28.675 18 25
2 アルノー・ヴァンサン アプリリア +1.705 2 20
3 マヌエル・ポジャーリ ジレラ +1.760 1 16
4 ガボール・タルマクシ イタルジェット +9.177 3 13
5 パブロ・ニエト アプリリア +26.596 7 11
6 ステファノ・ペルジーニ イタルジェット +32.745 19 10
7 ホルヘ・ロレンソ デルビ +34.150 14 9
8 ミカ・カリオ ホンダ +34.488 9 8
9 クラウス・ノーレス ホンダ +36.641 21 7
10 ルーチョ・チェッキネロ アプリリア +40.381 5 6
11 アレックス・デ・アンジェリス アプリリア +40.615 4 5
12 ジーノ・ボルソイ アプリリア +41.428 11 4
13 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ +41.608 17 3
14 シモーネ・サンナ アプリリア +41.630 15 2
15 エクトル・バルベラ アプリリア +45.147 10 1
16 アンドレア・バレリーニ ホンダ +49.885 23
17 ステファノ・ビアンコ アプリリア +57.060 20
18 スティーブ・イェンクナー アプリリア +1:13.948 6
19 クリスチャン・ピストーニ イタルジェット +1:14.061 30
20 ミルコ・ジャンサンティ ホンダ +1:17.495 13
21 マルコ・シモンチェリ アプリリア +1:23.540 25
22 ホアン・オリベ ホンダ +1:24.059 16
23 ミッシェル・ファブリツィオ ジレラ +1:26.189 26
24 トーマス・ルティ ホンダ +1:29.225 24
25 上田昇 ホンダ +1:32.402 22
26 ダリオ・ギウセペッティ ホンダ +1:45.091 31
27 マティア・アンジェローニ ジレラ +1:52.619 29
28 イムレ・トス ホンダ +2:01.551 27
29 チャズ・デイビス アプリリア +2:04.263 28
Ret 宇井陽一 デルビ 棄権 12
Ret ダニ・ペドロサ ホンダ 棄権 8
Ret アレックス・バルドリーニ アプリリア 棄権 32

脚注

参考文献


前戦
2002年のポルトガルグランプリ
ロードレース世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年のパシフィックグランプリ
前回開催
2001年のブラジルグランプリ
ブラジルグランプリ 次回開催
2003年のブラジルグランプリ



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