2002年のパシフィックグランプリ_(ロードレース)とは? わかりやすく解説

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2002年のパシフィックグランプリ (ロードレース)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 08:32 UTC 版)

  2002年のパシフィックグランプリ
レース詳細
2002年のロードレース世界選手権 全16戦中第13戦
決勝日 2002年10月6日
開催地 ツインリンクもてぎ
開催コース 常設サーキット
4.801km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
加藤大治郎 アレックス・バロス
1:49.052 1:49.947
表彰台
1. アレックス・バロス
2. バレンティーノ・ロッシ 3. ロリス・カピロッシ


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
フォンシ・ニエト トニ・エリアス
1:52.389 1:53.392
表彰台
1. トニ・エリアス
2. マルコ・メランドリ 3. 高橋裕紀
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
ダニ・ペドロサ ダニ・ペドロサ
1:58.026 1:58.354
表彰台
1. ダニ・ペドロサ
2. マヌエル・ポジャーリ 3. スティーブ・イェンクナー


2002年のパシフィックグランプリは、ロードレース世界選手権2002年シーズン第13戦として、10月4日から6日まで栃木県ツインリンクもてぎで開催された。

概要

125ccクラス決勝では、ダニ・ペドロサが独走でシーズン2勝目を挙げた。2番手にはポイントリーダーのアルノー・ヴァンサンがつけていたが、残り3周となったときにエギゾースト系にトラブルが発生し大きくスローダウン、最終的には15位に沈んだ。代わってマヌエル・ポジャーリが2位に入り、タイトル争いではトップのヴァンサンと2番手ポジャーリとの差が8ポイントにまで縮まった。3番手のペドロサもトップから24ポイントに差を詰め、逆転チャンピオンに望みを残した[1]

250ccクラスでは、ルーキーのトニ・エリアスがファイナルラップにマルコ・メランドリをオーバーテイクし、クラス初優勝を遂げた。続いて3番手には、HRCチームからワイルドカード枠で参戦した高橋裕紀が入り、クラス初レースで表彰台に立つ活躍を見せた。チャンピオン争いでは、トップのメランドリが今回4位に終わったフォンシ・ニエトに対し52ポイント差を築き、タイトル獲得に王手を掛けた[2]

MotoGPクラスでは、今回より4ストロークのRC211Vを与えられたウェスト・ホンダ・ポンスアレックス・バロスが、前戦でチャンピオンを決めたバレンティーノ・ロッシとのバトルを制してシーズン初優勝を果たした。地元加藤大治郎もトップ争いに加わっていたが、8周目にマシントラブルが発生しリタイヤとなった[2]。また今回のレースでは、翌シーズンよりフル参戦を開始するカワサキ・レーシングチーム柳川明をライダーにZX-RRで出場。しかしエンジンブローが原因で転倒、柳川が怪我を負う苦いデビュー戦となってしまった。

MotoGPクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 アレックス・バロス ホンダ 44:18.913 5 25
2 バレンティーノ・ロッシ ホンダ +1.641 6 20
3 ロリス・カピロッシ ホンダ +7.672 3 16
4 宇川徹 ホンダ +18.120 7 13
5 カルロス・チェカ ヤマハ +25.036 4 11
6 ケニー・ロバーツJr. スズキ +29.201 8 10
7 オリビエ・ジャック ヤマハ +32.902 9 9
8 阿部典史 ヤマハ +33.287 14 8
9 青木宣篤 プロトン +35.949 13 7
10 ジェレミー・マクウィリアムス プロトン +37.355 10 6
11 レジス・ラコーニ アプリリア +49.039 12 5
12 吉川和多留 ヤマハ +49.181 19 4
13 ユルゲン・ファン・デン・グールベルク ホンダ +49.589 20 3
14 ジョン・ホプキンス ヤマハ +52.071 16 2
15 原田哲也 ホンダ +52.180 21 1
16 中野真矢 ヤマハ +1:00.485 17
17 ギャリー・マッコイ ヤマハ +1:02.232 15
Ret ペレ・リバ ヤマハ 棄権 22
Ret マックス・ビアッジ ヤマハ 棄権 2
Ret 加藤大治郎 ホンダ 棄権 1
Ret 柳川明 カワサキ 棄権 18
Ret セテ・ジベルナウ スズキ 棄権 11

250ccクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 トニ・エリアス アプリリア 43:52.991 6 25
2 マルコ・メランドリ アプリリア +0.175 2 20
3 高橋裕紀 ホンダ +4.431 4 16
4 フォンシ・ニエト アプリリア +8.200 1 13
5 エミリオ・アルサモラ ホンダ +8.812 7 11
6 ロベルト・ロルフォ ホンダ +9.826 8 10
7 フランコ・バッタイーニ アプリリア +11.828 9 9
8 セバスチャン・ポルト ヤマハ +12.726 5 8
9 ロベルト・ロカテリ アプリリア +26.167 21 7
10 アレックス・デボン アプリリア +32.236 10 6
11 青山博一 ホンダ +32.378 13 5
12 中須賀克行 ヤマハ +39.383 19 4
13 青木治親 ホンダ +39.647 18 3
14 横江竜司 ヤマハ +41.386 16 2
15 ヤロスラフ・ユレス ヤマハ +46.952 17 1
16 松戸直樹 ヤマハ +52.179 12
17 ケーシー・ストーナー アプリリア +52.663 20
18 シャロル・ユージー ヤマハ +54.119 11
19 ジェイソン・ビンセント ホンダ +54.765 22
20 デューク・ヘイドルフ アプリリア +59.082 25
21 ダビド・チェカ アプリリア +59.500 24
22 エクトル・ファウベル アプリリア +1:21.658 27
23 エルワン・ナイゴン ホンダ +1:34.406 29
24 ヤコブ・シュムルツ ホンダ +1:49.925 28
Ret 嘉陽哲久 ヤマハ 棄権 15
Ret レオン・ハスラム ホンダ 棄権 26
Ret ユーゴ・マルシャン アプリリア 棄権 23
Ret ラウール・ハラ アプリリア 棄権 30
Ret ランディ・ド・プニエ アプリリア 棄権 3
Ret 大崎誠之 ヤマハ 棄権 14

125ccクラス決勝結果

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 ダニ・ペドロサ ホンダ 41:43.377 1 25
2 マヌエル・ポジャーリ ジレラ +8.071 2 20
3 スティーブ・イェンクナー アプリリア +8.701 3 16
4 パブロ・ニエト アプリリア +15.425 7 13
5 エクトル・バルベラ アプリリア +24.565 8 11
6 ミカ・カリオ ホンダ +29.584 17 10
7 ジーノ・ボルソイ アプリリア +33.107 9 9
8 ホアン・オリベ ホンダ +34.920 22 8
9 ホルヘ・ロレンソ デルビ +36.050 12 7
10 仲城英幸 ホンダ +36.447 26 6
11 青山周平 ホンダ +40.056 21 5
12 宇井陽一 デルビ +44.663 13 4
13 ミッシェル・ファブリツィオ ジレラ +49.699 14 3
14 ミルコ・ジャンサンティ ホンダ +50.072 18 2
15 アルノー・ヴァンサン アプリリア +52.708 4 1
16 安田毅史 ホンダ +1:00.232 24
17 ステファノ・ビアンコ アプリリア +1:00.548 15
18 東雅雄 ホンダ +1:01.741 11
19 マックス・サバターニ アプリリア +1:04.118 20
20 ステファノ・ペルジーニ イタルジェット +1:07.131 30
21 ガボール・タルマクシ イタルジェット +1:07.170 25
22 アンドレア・バレリーニ ホンダ +1:07.781 32
23 イムレ・トス ホンダ +1:11.559 34
24 チャズ・デイビス アプリリア +1:21.111 35
25 クラウス・ノーレス ホンダ +1:27.070 29
26 アレックス・バルドリーニ アプリリア +1:33.030 36
27 上田昇 ホンダ +1:48.799 23
28 マティア・アンジェローニ ジレラ +1 Lap 31
Ret 葛原稔永 ホンダ 棄権 27
Ret ルーチョ・チェッキネロ アプリリア 棄権 6
Ret シモーネ・サンナ アプリリア 棄権 16
Ret アレックス・デ・アンジェリス アプリリア 棄権 19
Ret ダリオ・ギウセペッティ ホンダ 棄権 28
Ret 小室旭 ホンダ 棄権 33
Ret クリスチャン・ピストーニ イタルジェット 棄権 37
Ret アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ 棄権 5
Ret 生形秀之 ホンダ 棄権 10

脚注

参考文献


前戦
2002年のブラジルグランプリ
ロードレース世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年のマレーシアグランプリ
前回開催
2001年のパシフィックグランプリ
パシフィックグランプリ 次回開催
2003年のパシフィックグランプリ



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