1662年版祈祷書
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王政復古ののち、新しい祈祷書がつくられた。1661年、王から召集をうけた司祭12名がサヴォイに集まり、祈祷書の見直しについて会議が持たれた。結果的に意見はまとまらず、1661年7月にサヴォイ会議は終了する。その後、改訂の主導権は議会へと移り、トマス・クランマー版からおよそ600点におよぶ改訂が行われた。言語も2か所を除いて近代化され、祈祷書に関する100年におよぶ議論に決着がついた。この版は英国王公認の正式な祈祷書とされ、英国国教教会はじめ英語圏に属する各宗派に多大な影響を与えた。これ以降も改訂がなされたが、いずれも小規模なもので、基本的には1662年改訂版が現在も使われている。
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