1,1-ジフルオロエチレンとは? わかりやすく解説

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ふっ化ビニリデン

分子式C2H2F2
その他の名称ふっ化ビニリデン、1,1-Difluoroethene、Vinylidene fluoride、ゲネトロン1132a、Genetron-1132a、VDF、NCI C-60208、1,1-ジフルオロエチレン、1,1-Difluoroethylene、ビニリデンフルオリド、R-1132a、HFC-1132a、Vinylidene difluoride
体系名:1,1-ジフルオロエテン、ビニリデンジフルオリド


フッ化ビニリデン

(1,1-ジフルオロエチレン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/24 12:08 UTC 版)

フッ化ビニリデン
vinylidene fluoride
識別情報
CAS登録番号 75-38-7 
国連番号 2347
特性
化学式 C2H2F2
外観 無色の気体
密度 2.2g/cm3
融点

-144℃

沸点

-83℃

への溶解度 不溶
危険性
主な危険性 爆発性
発火点 640 °C
関連する物質
関連物質 1,1-ジクロロエチレン
特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。

フッ化ビニリデン: vinylidene fluoride)は化学式C2H2F2で表される化合物。

目次

性質

常温ではエーテル様の特徴的な臭気のある無色の気体[1]。蒸気密度は2.2g/cm3で、空気より重い。

用途

フッ素樹脂やフッ素ゴム、ポリフッ化ビニリデンのコモノマーとして利用される[1]

安全性

爆発性のある過酸化物を生成したり、重合により大量に放熱することがある。加熱により激しく燃焼、または爆発する。酸化剤と激しく反応する。燃焼や加熱により、フッ化水素などのフッ素化合物を含む有毒ガスを生じる[1][2]。ラットを用いた実験での半数致死濃度(LC50、4時間換算値)は100000ppmで、眼や皮膚への刺激性は確認されていない。ヒトへの曝露により、弱い麻酔作用がある[1]

脚注



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