1,2,3,4‐テトラヒドロキノリンとは? わかりやすく解説

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1,2,3,4-テトラヒドロキノリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/12 23:20 UTC 版)

1,2,3,4-テトラヒドロキノリン
1,2,3,4-Tetrahydroquinoline[1]
識別情報
CAS登録番号 635-46-1
特性
化学式 C9H11N
モル質量 133.19 g mol−1
外観 無色ないしごく薄い黄色の液体
融点

13℃(凝固点)

沸点

251 °C, 524 K, 484 °F

への溶解度 <1g/L (20℃)
危険性
引火点 113℃
関連する物質
関連物質 ピリジン
キノリン
テトラリン
1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン
5,6,7,8-テトラヒドロキノリン
デカヒドロキノリン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,2,3,4-テトラヒドロキノリン: 1,2,3,4-Tetrahydroquinoline)は、化学式C9H11Nで表される複素環式化合物の一種。ベンゼン環とピリジン環が一辺を共有して縮合したキノリンのうち、ピリジン環が飽和水素結合した構造である。

用途

香料などの合成中間体となる[2]

合成

触媒を用いてキノリンを還元すると、ベンゼンに比べピリジンの芳香環の方がより求核反応を受けやすいため、1,2,3,4-テトラヒドロキノリンが得られる[3]5,6,7,8-テトラヒドロキノリンを得るには、1,2,3,4-テトラヒドロキノリンを貴金属触媒で異性化する。

安全性

引火点は113℃で、日本の消防法では危険物第4類第3石油類(非水溶性)に区分される[1]

脚注



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