龍首水瓶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:48 UTC 版)
国宝。高さ49.9センチメートル。銅製鍍金銀。蓋と口縁部を龍の頭、把手部を龍身に見立てた水瓶であり、胴部には天馬(有翼の馬)2対を線刻する。下膨れの器形や天馬のデザインにはペルシャ風が濃厚であり、飛鳥・奈良時代におけるシルクロードを介した東西文明の交流を証する遺品として知られる。かつては「銀製鍍金」とされ、唐からの舶載品と考えられていたが、科学的調査の結果、材質は銅に鍍金銀を施したものと判明し、7世紀頃の日本産とみなされるようになった。
※この「龍首水瓶」の解説は、「法隆寺献納宝物」の解説の一部です。
「龍首水瓶」を含む「法隆寺献納宝物」の記事については、「法隆寺献納宝物」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から龍首水瓶を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 龍首水瓶のページへのリンク