鴨田天満宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 08:24 UTC 版)

鴨田天満宮(かもだてんまんぐう)は、愛知県岡崎市鴨田町字北浦56番地に鎮座する神社。旧社格は村社で、菅原道真を祭神とする天満宮の一つである[1]。
歴史
創建伝承
901年(延喜元年)、昌泰の変で菅原道真の三男・右大弁従四位菅原資忠が三河国に左遷され、乙見庄鴨田村に住み、自作の父の木像を祀ったのが起源とされる[1]。
資忠が赦免されたのちも、家臣の神職・酒部甕彦がこの地に残り、木像に奉仕し、北野天満宮造営の折、当社も北野天満宮と称されるようになり、地名も北山となった[1]。
近世、近代以降
江戸時代、徳川家から社領3石の寄進を受ける[1]。1872年(明治5年)村社に列格される[1]。1907年(明治40年)神饌幣帛料供進社に指定[1]。
社殿と境内
主要建造物
地域遺産
岡崎市より境内1,600㎡がふるさとの森に指定されている[2]。
伝承
平清盛が厳島神社夢想で得た稲妻の太刀とされる剣を、元暦2年までに三河国を領した平宗盛が奉納したと伝わる[3]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l “岩津町誌 村社天満宮の項”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年12月5日閲覧。“岩津町誌 鴨田天満宮由緒”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “天満宮(愛知県岡崎市)”. コトバンク. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “岩津町誌 平宗盛の項”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年12月5日閲覧。
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