魚朝恩と元載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 16:56 UTC 版)
宦官魚朝恩は「自分は文武の才がある」と誇って国子監(国立大学)の釈奠において『易経』の講義を行った。宰相である元載・王縉も官僚を率いて参列していたが、魚朝恩は『易経』の「鼎足を折り公餗を覆す」(鼎の足が折れて天子の料理を盛った器をひっくり返す、転じて大臣が国政を誤ること)を講義して、宰相を謗った。王縉は怒って席を立ったが、元載は笑ってそのまま講義を聞いた。魚朝恩は終わった後で「あれで怒る者(王縉)は普通だ。しかし笑う者(元載)は測りがたい(恐ろしい者だ)」と語った。
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