髭櫓とは? わかりやすく解説

ひげやぐら【髭櫓】

読み方:ひげやぐら

狂言。夫の自慢の大髭を嫌っていた妻が、近所女房たちと大毛抜きをもって攻めてくる。夫はひげの周囲をつけて防戦するが、敗れて抜き取られる


髭櫓

読み方:ヒゲヤグラ(higeyagura)

分野 狂言

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


髭櫓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 06:14 UTC 版)

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髭櫓(ひげやぐら)は狂言の演目。をたくわえた男がそれを巡って女房連合軍と戦うという奇抜な話。

登場人物

  • シテ:男
  • アド:妻
  • 立衆:女

あらすじ

大髭が自慢の男が、大嘗会で犀の鉾を持つ役に選ばれたと言って喜んでいる。だが、新しい装束を仕立てるという話に妻は「うちは貧乏でそんな余裕は無い」と役を断るように迫り、さらに「その髭があるのが悪い」と自慢の髭を剃り落としてしまえと言ったため、怒った男は妻を打擲する。これに対して妻は近所の女たちと示し合わせ、熊手長刀などを持った女たちを引き連れ攻めてくる。男は髭の上に櫓()を組んで立ち向かうが多勢に無勢、ついに巨大な毛抜きで髭を引き抜かれてしまう[1][2]。流派によっては男が最後に「くっさめ」と大きなくしゃみをして終わる。

脚注

  1. ^ 髭櫓”. 文化デジタルライブラリー (2012年5月30日). 2013年3月23日閲覧。
  2. ^ 髭櫓”. コトバンク. 2013年3月20日閲覧。

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