高梁市郷土資料館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 17:03 UTC 版)
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施設情報 | |
事業主体 | 高梁市 |
開館 | 1978年 |
所在地 | 〒716-0029 岡山県高梁市向町21 |
位置 | 北緯34度47分40.8秒 東経133度37分4.1秒 / 北緯34.794667度 東経133.617806度座標: 北緯34度47分40.8秒 東経133度37分4.1秒 / 北緯34.794667度 東経133.617806度 |
外部リンク | 高梁市郷土資料館 |
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高梁市郷土資料館(たかはししきょうどしりょうかん)は、岡山県高梁市向町にある市立郷土資料館。1978年に郷土資料館として開館した。3,000点以上の民具を展示している[1]。1904年竣工の建物は「旧高梁尋常高等小学校本館」の名称で高梁市の有形文化財に指定されている[2]。
歴史
日露戦争中の1904年(明治37年)に高梁尋常高等小学校本館として建設された洋風木造建築である。地元の臥牛山の国有林から採れた、柾目で節がない良質な樅材を用いて建てられた[2][3]。工事監督主任は大工の妹尾友太郎であるが、妹尾は建築の近代教育を受けていない人物とされている。1階は職員室や生徒控室などであり、2階は講堂である。講堂には桃山風の二重折上格天井が用いられている[2][3]。なお、一般教室は南側(後に高梁市立高梁中央図書館が建った)や北側に接続していた。
1972年(昭和47年)まで現役の校舎として使用されたが、同年に高梁小学校が移転すると、1978年(昭和53年)に高梁市郷土資料館となった。江戸時代から昭和初期にかけての生活用具など約3,000点を展示している[3]。
周辺
南隣には2019年2月24日に開館した山田方谷記念館がある。この建物は2016年まで旧高梁市立高梁中央図書館として使われていた(備中高梁駅隣へ移転後の2017年2月4日に高梁市図書館として開館)。また、北側には高梁市総合福祉センターがある。
脚注
- ^ “心やすらぐ歴史と文化の薫る町 高梁”. 岡山県. 2025年2月8日閲覧。
- ^ a b c 旧高梁尋常高等小学校本館 - 高梁市、2017年6月1日閲覧。
- ^ a b c 郷土資料館 - 高梁市、2017年6月1日閲覧。
参考文献
- 「旧高梁尋常高等小学校校舎の建築調査」『奈良文化財研究所紀要』奈良文化財研究所、2013年
外部リンク
- 高梁市郷土資料館のページへのリンク