駒ヶ岳大噴火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:14 UTC 版)
だが、開業から半年もたたない1929年(昭和4年)6月17日に北海道駒ヶ岳の噴火が発生。周囲の山村に多大な被害を及ぼし、最も被害を受けた鹿部村では全戸542戸のうち全焼が335戸にのぼった。大沼電鉄では噴火後も避難民の輸送など一部運行を続けたが、函館水電発電所の焼失により停電し、全線不通となった。大沼電鉄の被害は、 留の沢駅 - 鹿部駅間が大量の降灰により埋没。 留の沢変電所焼失。 留の沢駅 - 鹿部駅間の電線切断。 鹿部停留所大破。 などであった。復旧作業により、6月24日には大沼駅 - 留の沢駅間をとりあえず馬匹により運行再開した。7月20日にはガソリン機関車により大沼駅 - 鹿部駅間を運行、電車による全線復旧は8月25日であった。
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