香橘神社と戸渡嶋神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:24 UTC 版)
「伊万里トンテントン祭り」の記事における「香橘神社と戸渡嶋神社」の解説
香橘神社は豊穣を祈願する。楠木正成の祖とされる橘諸兄を主神とする。祭りの当日は和魂を祀る「白神輿」と荒魂を祭る「荒神輿」を出す。合戦に参加するのは荒神輿で、白神輿は巡行の先頭を行く(白神輿、赤神輿、荒神輿、団車の順で巡行を行う)。 戸渡嶋神社は豊漁を祈願する。玄界灘で遭難した足利尊氏の船を暴風から救った神とされる。祭りの当日は和魂を祀る「赤神輿」と荒魂を祭る「団車」を出す。合戦には団車が参加する。 両神社はそれぞれ楠木正成と足利尊氏に縁があることから、トンテントン祭りは南北朝時代の争乱を模している。荒神輿の掛け声「チョーサンヤ」とは「朝廷に参じる」の意味がある。合戦も官軍の荒神輿が挑発し、朝敵の団車が挑むという、荒神輿が主導するしきたりになっている。
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