首里手系統その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/27 05:09 UTC 版)
空手研究家・金城裕によれば、浦添朝顕(1874年-1936年)から戦前「昔は首里でも『サンチン』の型の練習をしていたよ」という話を聞いたという。現在でも首里手系統のいくつかにはサンチンや類似の型が存在する。松村宗棍系統の少林流松村正統空手道には、貫手で行うサンチンがある。また本部朝勇系統の本部御殿手や武芸館(現・神道流)にも開掌と握拳の「元手(元手三戦とも)」という型や、「松三戦」と呼ばれる松村宗棍の三戦がある。これら以外にやや異色なものとしては、石嶺流(開祖・兼島信栄)に熊手(クマディ)と呼ばれる特殊な鍛えを要するサンチンがあったが、現在も伝承されているかは不明で、すでに失伝した可能性もある。
※この「首里手系統その他」の解説は、「サンチン」の解説の一部です。
「首里手系統その他」を含む「サンチン」の記事については、「サンチン」の概要を参照ください。
- 首里手系統その他のページへのリンク