餓狼伝説_新たなる闘いとは? わかりやすく解説

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餓狼伝説 新たなる闘い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 01:56 UTC 版)

餓狼伝説 新たなる闘い
ジャンル 格闘漫画
漫画
原作・原案など 雲緒霞
作画 LEO ADVER
出版社 新声社
掲載誌 ゲーメスト
レーベル ゲーメストコミックス
発表号 1992年7月号 - 1993年6月号
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

餓狼伝説 新たなる闘い』(がろうでんせつあらたなるたたかい)は、SNK格闘ゲーム餓狼伝説(1)』を原案とした日本漫画。原作、雲緒霞、作画、LEO ADVER。新声社のゲーム雑誌「ゲーメスト」に1992年1247月号から1993年6月号まで連載された 。単行本は、新声社からゲーメストコミックスとして1993年に全1巻として発売されている。


概要

『餓狼伝説(1)』の1年後[1](『餓狼伝説2』以前[2])を舞台にしたオリジナルストーリー[3]。オリジナルヒロインのメディアと、その両親の残したフロッピーの謎を追う内、キング・オブ・ファイターズの影で臓器売買が行われていたことが判明する、という内容。

ゲームに登場するテリーら3名のプレイヤーキャラクターの他、8名の敵キャラクターも登場(死んだはずのギースはサイボーグとなって復活)。主役はテリーで、主な悪役はライデン、ビリー、ギースと、オリジナルのスラッシュ・ローゼンマイヤー。なお、ザコの中に『龍虎の拳』のジャック・ターナーが混じっている[4]

登場人物

特に説明のないキャラクターは『餓狼伝説(1)』を出自としている。敵に関しては、主に登場順に掲載。

テリー・ボガード
キング・オブ・ファイターズでギースを倒し優勝。その後サウスタウンを離れていたが、タン・フー・ルーから手紙を貰い、戻ってきた。
帽子はギース戦の時にメディアに拾われ、そのまま彼女に渡していた。本作冒頭で再会時に返却される。帽子のロゴは「WOLF[5]」。
メカギース(サイボーグ)との決戦で、両袖を破られる(『~2』以降の状態となる)。
パワーウェイブ、バーンナックル、ライジングタックルの他、未完成のパワーゲイザー[2]も使用した。
オリジナル技として、テリー・ラリアット[6]、ハイパーバーンナックル[7]、ハイパークラックシュート[8]を使用。
メディア・クメール
オリジナルキャラウターで、金髪の女性。父親がギース・コネクションのバイヤーをしており、コネクションの秘密の詰まったフロッピーを所有していた。
明るく無邪気な性格で、路上駐車のクルマを勝手に乗り回している(運転が危なっかしく、テリーが冷や冷やしていた[9])。
アンディ・ボガード
途中から登場。斬影拳と空破弾を披露した。ビリーと戦った際はテリーに止め役を奪われ、ホア・ジャイと戦った際は決着が描かれない。
ジョー・ヒガシ
途中から登場。メカギースと戦い、スラッシュキックやタイガーキックを放つが、腹にロケットパンチを撃ち込まれて病院送りになる。以後はエピローグのみ(入院中)。
ダック・キングマイケル・マックス
本作ではタン・フー・ルーの呼びかけに応じ共に街を見回っている。序盤とエピローグ部分のみ登場。
ゲーメスト連載版では序盤にしか出番がなかった。
タン・フー・ルー
ボガード兄弟の養父・ジェフの師匠にして、本作ではメディアの保護者的存在。街に悪の手が伸びたため、ダック、マイケル、リチャードと協力して防衛していた。ライデンに重傷を負わされ入院。
リッパーとポッパー
ギースの部下。本作では序盤でテリー、ダック、マイケルらと戦うが返り討ちにあっている。
リチャード・マイヤー
本作ではタンと手を組んでいたが、娘の手術のためにギースの先兵となる。事情を明かした後、死亡。
ライデン
タンに重傷を負わせるなど、ギースの部下として暴れまわったが、最後はテリーに倒される。
ビリー・カーン
ギースの部下。出番はそれなりに多いが、テリーとアンディを苦戦させるまでには至っていない。棒は2度も破損させられた。
ホア・ジャイ
ギースの部下。最終決戦の場となる豪華客船「グレート・ギース」でアンディと戦うが、決着は描かれなかった。
ギース・ハワード(メカギース)
当初は「仮面の男」として登場。転落死したはずだが、スラッシュにより[10]メカニック・ボディを与えられサイボーグとして蘇った。両腕はロケットパンチとなっている。
普段は丁寧な口調で喋るが、テリーとの決戦時には傲慢な言葉遣いになる。スラッシュに反旗を翻して船と共に海の藻屑となったようだが、復活をほのめかしている。
スラッシュ・ローゼンマイヤー
オリジナルキャラクター。ギースと組んで臓器密売を行っていた。ナルシスト[11]
格闘家としても超一流で、斬影拳[12]、旋風拳[13](タンの技)、トルネードアッパー[14])(マイケルの技)、バーンナックル[15]を使いこなしている。
自称「神よりも強い男」[16]で、終始テリーを圧倒していたが、最期はメカギースのロケットパンチで壁に釘付けにされ死亡。

書誌情報

  • 原作、雲緒霞、作画、LEO ADVER 『餓狼伝説 新たなる闘い』 新声社〈ゲーメストコミックス〉、全1巻
    1. 1993年7月発売、ISBN 978-4881991664

出典

  1. ^ 雲緒霞、LEO ADVER 『餓狼伝説 新たなる闘い』 新声社〈ゲーメストコミックス〉 169頁。
  2. ^ a b 『餓狼伝説 新たなる闘い』 205-206頁。
  3. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 カバー折り返し
  4. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 22頁。
  5. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 表紙、他。
  6. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 124頁。
  7. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 127、181頁。
  8. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 182頁。
  9. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 17頁、105-206頁。
  10. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 216頁。
  11. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 199頁、212頁。
  12. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 197頁。
  13. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 198頁。
  14. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 204頁。
  15. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 213頁。
  16. ^ 『餓狼伝説 新たなる闘い』 200頁。

餓狼伝説 新たなる闘い(『ゲーメスト』版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 08:37 UTC 版)

餓狼伝説」の記事における「餓狼伝説 新たなる闘い(『ゲーメスト』版)」の解説

原作)・LEO ADVER(作画)著。全1巻絶版)。オリジナルキャラクターメディア・クメールヒロイン)とスラッシュ・ローゼンマイヤー事件黒幕)が登場し初代餓狼伝説』の後日談としてオリジナルストーリー展開されている。この作品にはサイボーグ化したギース登場するが、彼は前述スラッシュ配下でしかなかった。

※この「餓狼伝説 新たなる闘い(『ゲーメスト』版)」の解説は、「餓狼伝説」の解説の一部です。
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