韮塚一三郎とは? わかりやすく解説

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韮塚一三郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 04:25 UTC 版)

韮塚 一三郎(にらつか いちさぶろう[1]1899年10月16日[2]1993年5月11日[3])は、日本の教員郷土史家図書館員

経歴

埼玉県生まれ。埼玉県師範学校卒業[4]。同校の訓導[5][6]になり、1929年「師範学校、中等学校及び高等女学校教員検定本試験」に合格[7]。その後、埼玉県視学[8]を務める傍ら、埼玉県史蹟名勝天然紀念物調査会委員[9]も務めた。戦後は、1946年埼玉県立図書館館長、1957年大宮市教育長などを務める。また、与野市史編さん委員会委員長、埼玉県文化団体連合会会長などを歴任。埼玉県立図書館館長としては、日本図書館協会において公共図書館部会長の任にもあり、「図書館の自由に関する宣言」の策定にあたった[10]。本務の傍ら、郷土史研究、地方史研究を行い、特に埼玉県域の地名研究に功績があった。1969年秋の叙勲勲五等双光旭日章を受章[4]

参考文献

  • 草野正名「「図書館の自由に関する宣言」採択の頃――埼玉県立図書館を中心にしての考察――」『国士舘大学文学部人文学会紀要』第19巻、国士舘大学文学部人文学会、1987年、147-159頁、国立国会図書館書誌ID:2818715 
  • 長島喜平「韮塚一三郎先生を偲んで」『埼玉史談』第41巻第1号、埼玉県郷土文化会、1994年、26-28頁、 ISSN 02888084 
  • 長島喜平(編)「故韮塚一三郎先生年譜」『埼玉史談』第41巻第1号、埼玉県郷土文化会、1994年、33-36頁。 
  • 韮塚一三郎『忘れえぬ人びと : 教育五十年』埼玉新聞社、1980年。 NCID BN10032927 
  • 村本達郎「韮塚一三郎先生を偲んで」『埼玉史談』第41巻第1号、埼玉県郷土文化会、1994年、30-31頁。 

脚注

  1. ^ Web NDL Authorities 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス 韮塚, 一三郎, 1899-1993”. 国立国会図書館. 2021年11月4日閲覧。
  2. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『新訂増補人物レファレンス事典 昭和〈戦後〉・平成編2〈2003-2013〉せ~わ』日外アソシエーツ、2013年、2168頁。 
  3. ^ 読売新聞 埼玉県南: pp. 24. (1993年5月13日)  {{cite news}}: |title=は必須です。 (説明)
  4. ^ a b “報いられた社会の灯 63人に秋の叙勲”. 読売新聞 埼玉県南: p. 16. (1969年11月3日) 
  5. ^ 『職員録 大正14年7月1日現在』内閣印刷局、1925年9月28日、938頁。NDLJP:986608/573 
  6. ^ 『埼玉県職員録 大正15年7月1日現在』埼玉県知事官房、1926年8月20日、101頁。NDLJP:927701/59 
  7. ^ 『官報』第606号、昭和4年1月9日、p.79.NDLJP:2957071/8
  8. ^ 『職員録 昭和10年7月1日現在』内閣印刷局、1935年9月28日、945頁。NDLJP:1448047/579 
  9. ^ 『埼玉県職員録 昭和12年6月1日現在』埼玉県総務部人事課、1937年7月30日、374頁。NDLJP:1452063/213 
  10. ^ 草野正名 1987



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