非在来型石油

デジタル大辞泉

ひざいらいがた‐せきゆ【非在来型石油】

読み方：ひざいらいがたせきゆ

生産性が低く掘削費用が掛かるため、あまり商業生産が行われなかった石油資源の総称。新技術の開発や資源価格の高騰によって採算が取れるようになった。シェールオイル、オイルサンド、タイトサンドオイルなどが知られる。非従来型石油。

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非在来型石油

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/11 21:56 UTC 版)

非在来型石油（ひざいらいがたせきゆ、英: Unconventional oil）とは、在来型と非在来型の区別は明確ではないが、従来の油田から採掘された石油ではなく、新技術などによって生産された油のことである^[1]。

種類

国際エネルギー機関 (IEA) の World Energy Outlook 2001によると、非在来石油には、『シェールオイル、オイルサンド、合成石油と派生合成石油（合成重油など）、石炭液化、液化バイオマス燃料、GTL（液化ガス）』が含まれる^[2]。

分布

非在来型石油の国別埋蔵量は、2021年時点でロシア、アメリカ合衆国、中華人民共和国、アルゼンチンの順となっている^[3]。

出典

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1. ^ 週刊ダイヤモンド 15年2月7日号31p 著者: ダイヤモンド社
2. ^ IEA 2001, p. 44.
3. ^ “アルゼンチンの主要産業 6-1”. ジェトロ (2021年). 2023年5月19日閲覧。

参考

• 燃料関連分野の技術戦略マップ (PDF) - 経済産業省・資源エネルギー庁
• 非在来型資源（上）脚光浴びる新エネルギー - 朝日新聞デジタル
• 石油とは - 地球資源論研究室 著者：福岡正人
• 栗原正典、「非在来型原油・天然ガスの生産性向上手法の紹介」 『石油技術協会誌』 2013年 78巻 6号 p.469-481, doi:10.3720/japt.78.469, 石油技術協会

関連項目

• 可採埋蔵量
• 石油ピーク/オイルショック
• シェールガス革命
• 代替燃料
• ベルギウス法
• フィッシャー・トロプシュ法
• 非在来型ガス：在来のガス田から得られたガスではなく、新技術などによって生産されたガスの事。例としては、シェールガス、タイトサンドガス、コールベッドメタン、メタンハイドレートなどの事。非在来型石油と合わせて、非在来型化石燃料、非在来型資源と呼ばれることもある。