雌雄間の差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:53 UTC 版)
雌雄間で大きく分けて「背面のしわ・溝の有無」「前脚の吸盤の有無」が異なるため、その点で区別できる。 オス - 成虫の背面(前胸背板・上翅)は前述の点刻列に加え、前胸背の前縁部に点刻があるが、その点を除けば背面は全体的に滑らかでメスより強い光沢がある。前脚跗節は第1 - 3節が楕円形に大きく膨らんで円盤状になっており、交尾の際はその裏にある吸盤でメスの背面に吸着する。 メス - 成虫の背面(前胸背板および翅端部を除く上翅)には全面的に細かい溝・しわが多数あり、光沢はオスより弱い。オスと異なり前脚は膨らんでおらず細長くなっている。 本種以外にもゲンゴロウ類のメスにはしわ・筋がある種が多いが、これは後述のようにメスは交尾中に溺死するリスクが高いためと考えられる。
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