雄性生殖器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:28 UTC 版)
雄は無構造の白い塊状の精巣(せいそう、testis)をもつ。体の左側には輸精管(ゆせいかん、vas deferens、または精管)があり、細く折れ曲がって塊状となる。精巣からつながった輸精管は貯精嚢(ちょせいのう、seminal vesicle、Vesicula seminalis)、副精莢腺(ふくせいきょうせん、accesory spermatophoric gland、または摂護腺 proostate gland)、精莢管(せいきょうかん、spermatophoric duct)、精莢嚢(せいきょうのう、spermatophoric sac)、陰茎(いんけい、penis)と続き、生殖門に至る。雄の精子は精莢(せいきょう、spermatophore)や精包(せいほう)と呼ばれるものに入れて雌に渡されるが、輸精管の一部に精包を分泌するための精包腺(せいほうせん、spermatophoric gland)があり、完成すると精莢嚢(精包嚢またはニーダム嚢 Needam's sacとも)に貯蔵される。
※この「雄性生殖器」の解説は、「頭足類の体」の解説の一部です。
「雄性生殖器」を含む「頭足類の体」の記事については、「頭足類の体」の概要を参照ください。
- 雄性生殖器のページへのリンク