隆国寺とは? わかりやすく解説

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隆国寺

読み方:リュウコクジ(ryuukokuji)

別名 牡丹でら

宗派 曹洞宗

所在 兵庫県城崎郡日高町

本尊 釈迦如来聖観世音菩薩

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

隆国寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 09:34 UTC 版)

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隆国寺
所在地 兵庫県豊岡市日高町荒川22
位置 北緯35度27分25.89秒 東経134度43分17.40秒 / 北緯35.4571917度 東経134.7215000度 / 35.4571917; 134.7215000
山号 布金山長者峰
宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音菩薩
創建年 室町時代
開基 垣屋 播磨守 隆國
正式名 布金山長者峰隆国寺
布金山長者峰隆國寺
別称 但馬ぼたん寺
札所等 関西花の寺二十五カ所6番
近畿楽寺寿観音三十三カ所霊場第4番
宝の道七福神 但馬霊場(布袋尊)
但馬七花寺霊場
文化財 隆国寺障壁画 (兵庫県文化財)
公式HP 隆国寺
法人番号 1140005012406
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隆国寺(りゅうこくじ)は、兵庫県豊岡市日高町荒川にある曹洞宗の寺院である。関西花の寺二十五カ所6番、近畿楽寺寿観音三十三カ所霊場第4番、宝の寺七福神但馬布袋霊場である。牡丹の寺として知られている。境内では牡丹の他に、椿山あじさい沙羅などの花木がみられる。

歴史

隆国寺は、室町時代に山名氏の四天王筆頭である垣屋播磨守隆国の菩提寺として開基されたと伝えられている。実質的な開基ともいわれる垣屋光成は、策彦周良から、1576年(天正4年)に「悦岩」道号記を授かり、その際、策彦周良が中国から持ち帰った牡丹が贈られた。それが、 隆国寺で牡丹が植えられることになった始まりとされる。1623年(元和9年)に阿瀬谷金山より現在地に移された。天保年間の飢饉の時、寺の米蔵で民が救われ、その人々の手により庭園が造られ、牡丹園が再建されたと伝えられる。以来、この寺は、但馬ぼたん寺とよばれるようになり、現在は、牡丹のみならず、椿山あじさい沙羅など四季折々の花が植えられている。

行事

  • 1月1日〜3日 - 大般若
  • 5月 - 花祭り
  • 8月7日 - 大施餓鬼

境内

  • 三門 - 1802年(享和2年)に再建された。三たん(但馬・丹後・丹波)随一と称されている。楼上には釈迦三尊(釈迦如来文殊菩薩普賢菩薩)と十六羅漢が安置されている。
  • 本堂 - 1792年(寛政4年)に再建された。 1989年(平成元年)に芽葺寄棟造から銅板葺入母屋造の屋根に改修された。本尊観世音菩薩が祀られ、岸派の障壁画がある。他に「幸のとり観音」像などがある。
  • 楽寿観音像 - 「ぼけふうじ観音」としても信仰される。
  • 座禅堂 - 文殊菩薩像を安置する。
  • 庫裡
  • 位牌堂
  • 東司 - 烏枢沙摩明王が祀られている。

文化財

  • 隆国寺障壁画36面 - 兵庫県指定文化財。1846年弘化3年)秋に岸派の中心となる岸岱岸連山によって描かれた。 ただし、制作の背景は分かっていない。おおらかな表情の虎渓三笑図、迫力の猛虎図、精緻な孔雀図などが描かれ、 岸派の作品の中でも特に代表的な作品である[1]

アクセス

周辺情報

脚注

  1. ^ 兵庫県教育委員会文化財課 兵庫県立博物館準備室『近世の障壁画(但馬編) 』 但馬文化協会、1982年7月、pp.24-48,133-134。

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