防衛食容器の仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 02:02 UTC 版)
湯飲み茶わんのような形状の容器に、パッキンがついたふたが付属している。大きさにはややばらつきがあるものの84ミリメートル×84ミリメートル×97ミリメートルのサイズと表記されたものがある。容器の中に食糧を入れた後、パッキンがついたふたをして密閉し、圧力バサミでふたと容器を密着させた状態で熱湯につけた後に冷水で冷やし、中を真空(減圧)状態にした。先のとがった針や釘などを使って、ふたの中央のくぼみに穴をあけて空気を入れることで開く仕組みになっていた。くぼみは釉薬の被膜状のもので外気を遮っており、軽く突くだけで開封できるようになっていた。容器に食品を入れ、後からふたをして密着させ外気に触れないようにするのが技術のポイントであった。
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