長柄駅 (大阪府)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 13:24 UTC 版)
長柄駅(ながらえき)は、かつて大阪府大阪市北区の新京阪鉄道→京阪電気鉄道→京阪神急行電鉄新京阪線(現在の阪急千里線)上に存在した鉄道駅である。
概要
新京阪鉄道が北大阪電気鉄道の敷設した十三駅 - 千里山駅間の路線に加え、淡路駅 - 天神橋駅(後の天神橋筋六丁目駅、通称:天六)間を開業させた際、柴島駅とともに中間駅として設置された駅である。
駅は新淀川橋梁のすぐ南側に設けられた。なお、千里線は大阪市営地下鉄堺筋線との直通運転を実施する1969年(昭和44年)まで新淀川橋梁から天神橋駅の間が関西初の高架線となっており、この長柄駅は天神橋駅とともに関西初の高架駅となり、相対式ホーム2面2線の単純な形態の通過駅であった。
1944年(昭和19年)、天神橋駅に近いことから不要不急の駅として廃止された。プラットホームはその後、空襲によって焼失している。
歴史
- 1925年(大正14年)10月15日:新京阪鉄道淡路 - 天神橋(後の天神橋筋六丁目駅)間の開業時に開設。
- 1930年(昭和5年)9月15日:新京阪鉄道が親会社の京阪電気鉄道に統合、同社線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日:京阪電気鉄道が阪神急行電鉄と合併して京阪神急行電鉄となり、同社線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)2月1日:廃駅。
駅周辺
隣の駅
- 京阪神急行電鉄
-
新京阪線
- 天神橋駅(現・天神橋筋六丁目駅) - 長柄駅 - 柴島駅
脚注
関連項目
「長柄駅 (大阪府)」の例文・使い方・用例・文例
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