長体・平体フォント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:51 UTC 版)
コンデンス体(長体、堅形)はスペースの少ない箇所で多く使われており、エクステンド体(平体、平形)は新聞の本文用に使われていた。活版印刷では専用の活字が用意されており、写真植字ではレンズにより変形処理が行われ、ワードプロセッサではデジタル処理により縦倍角化・横倍角化が行われていた。その後、長体や平体に最適化したフォントも登場している(前者はAXIS Fontコンデンス/コンプレス、UD新ゴ コンデンス、UD角ゴ コンデンス、TPスカイ コンデンス/コンプレス、TBゴシックforコンデンス、SST JPコンデンス、金剛黒体コンデンスなど、後者は新聞用本文書体の各種フォントなど)。 OpenTypeフォントではフィーチャータグにより、全角字形(fwidタグ)、半角字形(hwidタグ)、1/3角字形(twidタグ)、1/4角字形(qwid)の切り替えが可能となっているものの、対応文字種は少ない。 OpenTypeにはOpenType Font Variationsという仕様も存在し、wdth軸タグを使って幅を連続的に変えられるようにできる。
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