鏑木岑男とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鏑木岑男の意味・解説 

鏑木岑男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 06:18 UTC 版)

かぶらぎ みねお
鏑木 岑男
本名 松岡 岑男(まつおか みねお)
生年月日 (1930-11-30) 1930年11月30日
没年月日 (2017-06-27) 2017年6月27日(86歳没)
国籍 日本
職業 能楽師下掛宝生流
著名な家族 鏑木祚胤(祖父
鏑木建男(
所属劇団 華の会
備考

テレビドラマ

テンプレートを表示

鏑木 岑男(かぶらぎ みねお、1930年昭和5年)11月30日 - 2017年平成29年)6月27日)とは、ワキ方宝生流下掛宝生流能楽師。ワキ方春藤流宗家代理・鏑木建男の三男。愛宕神社名誉宮司

人物・来歴

祖父の鏑木祚胤はワキ方春藤流の門弟で、明治維新後に十二世宗家の春藤高明が後嗣不在のまま没した後に、春藤流の伝書・伝来品などを預かって芸系を守った。しかしながら、大正期に父の建男の代になると流派としての運営が行き詰まり、岑男の代からは下掛宝生流に転ずることとなり、流派としての春藤流は廃絶した。

宝生弥一に師事[1]。1950年(昭和25年)「羽衣」のワキで初舞台[1]。1963年(昭和38年)に「道成寺」を披く[1]。日本能楽会会員(重要無形文化財保持者(総合認定))。昭和戦後期から平成期にかけての下掛宝生流を支えた人物の一人だった[2]

能楽師としての活動の他、本名の松岡岑男(まつおか みねお)の名で、東京都港区に所在する愛宕神社の宮司をつとめていた[3]

DVD

能楽名演集4(NHKエンタープライズ、以下同)
  • 能 観世流『羽衣~彩色之伝』片山九郎右衛門(幽雪) 宝生閑/能 宝生流『花筐』三川泉 鏑木岑男
特選 NHK能楽鑑賞会
  • 「半蔀 立花供養」観世流 観世清和、鏑木岑男
  • 綾鼓」宝生流 松本恵雄、鏑木岑男
能楽 世阿弥・観阿弥 名作集
  • 『金春流「高砂」金春信高 鏑木岑男/金剛流「清経」廣田陛一 岡次郎右衛門』

脚注

  1. ^ a b c 【訃報】ワキ方下掛宝生流 鏑木岑男氏”. 2023年11月26日閲覧。
  2. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ), デジタル版. “宝生流(ほうしょうりゅう)とは”. 2023年11月26日閲覧。
  3. ^ 宮司の秘密”. 2023年11月26日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  鏑木岑男のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鏑木岑男」の関連用語

鏑木岑男のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鏑木岑男のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鏑木岑男 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS