錦の実り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 03:27 UTC 版)
錦の実り〈にしきのみのり〉は、新潟県小千谷市産コシヒカリ認証米の新ブランド名である。2025年〈令和7年〉8月25日、発表した。
概要
名称は公募から、錦〈日本農業遺産の錦鯉[1][2]や小千谷縮〉は、農家が丁寧に作る事をイメージ。天水田のコメを「特A」、平場で栽培されたコメを「A」にランク付けしたタンパク質含有率などを認証基準とした[3][4][5][6][7][8][9]。
認証基準
| 項 目 | 内 容 |
|---|---|
| ランク | 「特A」市内の天水田(山からの自然水)で栽培し生産されていること。 「A」市内の水田で栽培し生産されていること。 |
| 安心・安全 | 「有機JAS」[10]に認証されていること、または、節減対象農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分を、地域の慣行栽培と比べて5割以上減らして栽培されていること。 色彩選別機、石抜機により不純物を取り除かれていること。 |
| 高品質・良食味 | 1.9mm以上の網目を使用し、ふるい目にかけていること。 タンパク質含有率が6.0%以下であること。 |
- たんぱく質含有率(品種別:パーセント)
| 錦の実り | 米山プリンセス | 魚沼コシヒカリ | 新之助 (米) | サキホコレ | いちほまれ | つや姫 | ゆめぴりか |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6.0以下 | 6.0以下 | 6.0以下 | 6.3以下 | 6.4以下 | 6.4以下 | 6.4以下 | 6.8以下 |
関連項目
脚注
- ^ “日本農業遺産に認定「雪の恵みを活かした稲作・養鯉システム」”. 小千谷市 (2017年4月19日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “錦鯉発祥の地”. 小千谷市. 2025年10月13日閲覧。
- ^ “認証米ブランド名「錦の実り」!価値向上、販路拡大狙う 小千谷市など今秋の新米から制度導入”. 新潟日報社 (2025年9月4日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “【新潟県小千谷市】魚沼産コシヒカリ・小千谷市初のブランド認証米「錦の実り」誕生!今秋、ふるさと納税返礼品で公式デビュー”. PR TIMES (2025年9月5日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “小千谷市ブランド認証米「越後おぢや 錦(にしき)の実(みの)り」”. 小千谷市 (2025年9月25日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “小千谷市が初のブランド認証米「錦の実り」制度化 ふるさと納税で展開へ”. にいがた経済新聞社. 2025年10月13日閲覧。
- ^ “小千谷コシ「錦の実り」新ブランド”. 読売新聞社 (2025年8月27日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “魚沼産コシヒカリ・小千谷市初のブランド認証米「錦の実り」誕生 新潟県小千谷市”. 一般社団法人 農協協会 (2025年9月9日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “令和7年産 魚沼産コシヒカリ 小千谷市ブランド認証米「錦の実り」特Aランク 精米5kg~90kg 選べる単品・定期便”. ふるさとチョイス. 2025年10月13日閲覧。
- ^ “有機食品の検査認証制度”. 農林水産省. 2025年10月13日閲覧。
外部リンク
- 錦の実りのページへのリンク