鉄砲(火縄銃など)および破砂・水砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 14:28 UTC 版)
「捕具」の記事における「鉄砲(火縄銃など)および破砂・水砲」の解説
討ち取り(殺傷)の命が下れば実弾を使うことになるが、それ以外では砲身に和紙袋または革袋に砂を詰め撃つ破砂(はしゃ・はしや・はさ:破沙・波射とも)や革袋に水を詰め撃つ水砲(すいほう:水包とも)を非殺傷性の弾丸として用いた。装薬量を加減することで弾丸の威力は調整できるものの、いずれにしても数メートルの至近距離で撃てば当たり所によっては死傷あるいは骨折するほどの威力であり、鉄砲を持ち出して使うことはあっても許可なく使用されることはなかった。現在のゴム弾にも通じる武器・捕具的用法である。また破砂には弾幕を張る、砂煙により視界を遮る(煙幕)などの効果もあった。ほかにも非殺傷性弾丸としては唐辛子やからし、塩や砂鉄を原料に用いた目潰し(催涙弾)があげられる。
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