釣りにより発生するゴミ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:34 UTC 版)
河川・湖沼など淡水魚の生息する地域は野鳥にとって重要な食糧供給地域でもある。これらの場所に放置された釣り糸や針付きの釣り糸などは野鳥の生命を脅かす状況にあり、定期的にゴミとして大量に回収されている。また、疑似餌(特にワームと呼ばれるもの)による化学的な汚染や、撒き餌などによる水質汚濁も懸念されている。海釣りの磯でも同様で、波止釣りや埠頭でのゴミ放置も問題化している。 2018年、欧州連合は、海洋ごみの多くに釣り具が含まれていることに着目し、釣り具メーカーにごみの収集費用を負担させる規制案を発表。2019年を目途に、欧州議会と加盟国で議論されることとなった。 人工物以外の放置物としては、釣り上げた目当ての魚ではない魚(外道とも呼ばれる)をコンクリート上に放置していく行為が見られる。これは倫理的に問題のある行為であり、対処していかなければならない。
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